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2007年3月 8日 (木)

文芸批評家としての吉本隆明

マルクスやヘーゲルに依拠した論理立てや、

マルクス主義がまだその力を信じられていた時代の

思索の進み行きに対して付いていけない人や、

最近の権威化した吉本を攻撃することが

ある種のステイタスといった風潮に乗った批判に組する

人たちには吉本の思想的書物には抵抗があるかもしれないが、

そんな人たちにも文芸批評家としての吉本の著作には

ぜひ目を通してもらいたい。そしてその後にまた、

思想的書物にも挑戦してもらえると、

そこにはまた違った顔の吉本がきっといるはずである。

次回は、夏目漱石と並ぶ偉大な作家、森鷗外の作品について

書いてみたいと思いますので、よろしくお願いします。

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