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2007年3月31日 (土)

堕落することを拒絶し続けた坂口安吾

太宰治とともに無頼派の作家として名をはせた坂口安吾であるが、

その有名な『堕落論』は堕落のすすめなどでは当然なく、

堕落についての考察である。そしてそこからは

無頼派という分類とはまったく関係のない坂口安吾の

生きる姿勢が滲み出ていて、秀逸である。

またその小説も魅力的であり、多くの作家が賞賛するところでもある。

太宰治の作品と同じように、全集などでその作品の全てを

読んでいただきたい作家の一人であるが、

ここではとりあえず、代表的なところを入門として紹介してみたい。

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