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2007年3月20日 (火)

ドストエフスキー論

学生時代に作品を発表し、そのまま小説家として歩み始めた大江健三郎が、

その社会人経験のないことを補おうと努力したもののひとつが読書である。

学生時代の勉強の延長線上にあったフランス文学、

その中でもサルトルからの影響は初期の大江文学に色濃い。

そしてその後さまざまな読書体験を積んでいくのではあるが、

何度となく戻ってくる作家としてやはりドストエフスキーがあげられると思う。

大江自身によるドストエフスキー論というのも興味深いのではあるが、

ここでは少しまとまった作家論や作品論を紹介して、

ドストエフスキーの魅力の一端にでも触れていただければと思う。

江川卓の『謎とき』シリーズの作品論は作品を読んですぐに

読んでみるのもいいが、他の作品論などを読んだ後に

別の切り口で作品を楽しむのにも最適なシリーズだと思います。

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