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2007年3月16日 (金)

大江健三郎の努力の軌跡と奇跡

大江健三郎という作家は何事においても努力することによって

解決できると考えているように思える。そして実際に努力することによって

多くの困難を乗り越えてきたのでもあるだろう。

大江健三郎は大学生の頃は渡辺一夫に指導を受け、

サルトルやノーマン・メイラーの小説から多くを学び、

その後も多くの文芸理論を吸収し、努力につぐ努力を重ねてきた

戦後の日本文学を支えてきた偉大な作家である。

それにもかかわらず大江ほど多くの批判を受け続けてきた作家も

珍しいであろう。いや、むしろ努力する作家であったからこその

批判でもあったのかもしれない。ノーベル文学賞を受賞することによって、

一般の読者からの評価はある程度は固まったとはいえ、

いまだ大江健三郎を正当に評価しきれていないような気がする。

その大江評価は今後の大江自身の活動によるところもあるので

まだまだ先の話ではあるが、多くの批評家の活発な議論を待ちたい。

ここではとりあえず大江健三郎の若かりし頃の活動報告と、

ノーベル賞受賞講演などをまとめた2冊の著書を紹介してみたい。

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