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2007年3月24日 (土)

物語を紡ぎ出す天才・中上健次

戦後生まれで初めて芥川賞を受賞した中上健次は

その初期の作品にこそ大江健三郎の影響が見て取れるが、

その後はフォークナーを参照しつつも独自の物語世界を

構成し続けた天才作家であったと思う。

後期の作品には実験的作品も多く、その評価はまだ完全に

固まっているとは言えないと思うが、前期の路地を舞台にした

多くの作品はとても高く評価されており、それは今後ますます

輝きを増してくるものと思われる。

そんな中でも私が最も優れていると思うのが『鳳仙花』という

作品であり、この作品を頂点にした中上文学というものは、

現代文学の最良の部分であると考えている。

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