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2007年4月14日 (土)

20世紀最大の影響力を持った哲学者・ハイデッガー

現象学が重要な思想である理由のひとつがやはり

ハイデッガーによる継承にあることは否定できないだろう。

現象学の提唱者フッサールとその継承者ハイデッガーは

そもそも現象学の解釈において相反する部分があり、

仲たがいしたと言われているが、それでも20世紀最大の

影響力を持ったと言われるハイデッガーの主著の

『存在と時間』は現象学を経験したからこその作品なのである。

ハイデッガーという思想家はナチスに加担していた経歴もあり、

好き嫌いの分かれる思想家でもあるが、それでもなお

その作品からは多くの示唆を受けることができ、

数多くの思想家がその影響を受けて自己の思想を

構築していることも事実である。なので『存在と時間』を

含めてその作品を一度味わっていただきたいのである。

そして自分の目でハイデッガーという思想家の力量を

判断していただければと思うのである。

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