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2007年4月25日 (水)

マルクスの何が面白いかということ

失敗に終わった共産主義者としてのマルクス主義者と

哲学や経済学に対する根本的な批判を展開するマルクス者を

峻別することにはあまり意味はないと感じる。

また、共産主義が崩壊したからマルクスも駄目なのか、

共産主義者にろくな人間がいなかったから

共産主義が駄目になってしまっただけで

マルクスは間違っていなかったのかというようなことを

ここで論じて結論を出そうというつもりもない。

単純明快にここでは今読んで面白いマルクスの作品は

いったいどれなのかということだけが興味の対象である。

マルクスの作品に対する批評や評価は

数限りないくらいにあると思うので、

それらはここでは譲るとして、独断と偏見で選ぶなら、

やはり『資本論』が一番面白いが、その次はなんと言っても

『ユダヤ人問題によせて ヘーゲル法哲学批判序説』で

三番目が『経済学批判』という順番になるであろうか。

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