構造主義からポスト構造主義へ・ミシェル・フーコー
構造主義の最も良質な部分を代表していると同時に、
ポスト構造主義の先駆けともなった思想家といえば、
やはりミシェル・フーコーを挙げるのが妥当であると思う。
フーコーは『狂気の歴史』、『言葉と物』、『知の考古学』、
『監視と処罰』、遺作『性の歴史』全3巻など主要著作は
どれを読んでも面白いところが必ずあるというくらい
刺激的な論考を書き続けた思想家であり、
新しい発見をもたらしてくれる知の巨人という感じである。
最近では著作等の翻訳もかなり多くなってきたようで、
書店などでも目にする機会が多くなったような気がする。
とにかく新しい発見をさせてくれる思索家で、
読まないと損というくらいにお薦めの作品群である。
最近、見かける物では、文庫本の『フーコー・コレクション』(6冊)と
単行本の『ミシェル・フーコー思考集成』(10冊)も楽しめます。
更には、文庫本で『フーコー・ガイドブック』も出ています。
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