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2007年5月24日 (木)

新しい読み方の展開を行うミハイル・バフチン

以前にもドストエフスキーの読み方のひとつとして紹介した

ロシアのミハイル・バフチンではあるが、ラブレー論等における

「ポリフォニー論」「ダイアローグ論」「カーニバル論」など、

新しい発想の思想がその後の世界の文学や思想に

与えた影響はとても大きく、「バフチン以後」ということを

タイトルに掲げる作品もいくつか書かれるほどである。

また、クリステヴァをはじめとした欧米や日本での

影響を受けた人の活躍も一時は目立っていた。

最近ではそれほどではなくなったが、逆に言うと

バフチンの影響を受けているにもかかわらず、

そのことがあまり意識されなくなるほど広く知られ、

周知の事実として前提にされている感じさえしてしまう。

そうであってみれば、やはりバフチンの作品そのものに

触れておくことは、多くの人にとって、今後の読書の

楽しみを一層増すものとなるはずである。

ここでは特に重要と思われるもののみですが

紹介しておきたいと思います。

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