構造主義の原点としてのソシュール
構造主義からポスト構造主義へという流れの中でも
その輝きを失わずに、きらめき続けた巨星と言えば、
やはりなんと言っても言語学者のソシュールでしょう。
ラカンと並んでその難解さも有名ですが、
私はそれほど難解だとは感じませんでした。
翻訳の問題も様々指摘されていますが、
そういったことよりも、とにかく読み進めていくことで
新しい言語学の世界が開け、知の世界の
奥行きの深さを堪能することが出来るでしょう。
ここから構造主義が始まったことも納得できるような気します。
とにかく一読することをお薦めします。
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