« 日本初の言文一致体小説を書いた二葉亭四迷 | トップページ | 自然主義文学の先駆者・島崎藤村 »

2007年5月31日 (木)

日本に写実主義文学を確立した坪内逍遥

坪内逍遥はそれまでの江戸時代から続く紋切り型で勧善懲悪の

戯作文学から離れて、西欧の文学を翻訳することを通して、

日本文学に写実主義という新しい形を取り入れていった。

また、『小説神髄』を発表するなど他の作家への影響力も大きく、

最も影響を受けたと思われるのが、前回紹介した二葉亭四迷

であり、そこから生まれたのが言文一致体の小説であった。

坪内逍遥の小説自体はあまり成功しているとは言えないため、

現在では文学史上では重要視されているが、

その作品は図書館などで探すしかないのが現状である。

また、シェークスピアの研究や森鷗外との没理想論争

などでも有名である。今回は坪内逍遥の作品そのものではなく、

坪内逍遥を取り扱った作品を中心に紹介したいと思います。

|

« 日本初の言文一致体小説を書いた二葉亭四迷 | トップページ | 自然主義文学の先駆者・島崎藤村 »

日本文学」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 日本に写実主義文学を確立した坪内逍遥:

« 日本初の言文一致体小説を書いた二葉亭四迷 | トップページ | 自然主義文学の先駆者・島崎藤村 »