バフチンが分かると文学は更に面白い
バフチンが論じた作家はドストエフスキーをはじめ、
大江健三郎が敬愛する渡辺一夫が翻訳した
フランソワ・ラブレーなど私の興味のある作家と
とても上手く合致しており、その論の展開には
引き込まれるような面白さがあり、
読むたびに感心させられたものである。
ただ、論じられている作家や作品が面白いので
何となく論理も分かった気になってしまうが、
天才のみに当てはまる、特殊な文学論ではないのか
という思いもあって、その内容の理解を
助けてくれるようなバフチン関係の本を探して読んだが、
これまた興味の尽きないものが多かったので、
ここで少し紹介しておきたいと思います。
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