« 新感覚派の天才作家・横光利一 | トップページ | 新興芸術派の雄・井伏鱒二 »

2007年6月24日 (日)

研ぎ澄まされた美意識の発露としての川端康成

川端康成は1899年6月14日に大阪市北区此花町に生れた。

1920年に東京帝国大学英文科に入学、後に国文学に転科した。

1921年同人として『新思潮』を創刊し、その時の「招魂祭一景」が

菊池寛に評価され、1923年創刊の『文藝春秋』の同人となった。

1924年は横光利一らとともに同人誌『文藝時代』を創刊した。

同誌には「伊豆の踊子」などを発表した。

その後『雪国』『禽獣』などの作品を発表し、

1944年には『故園』『夕日』などにより菊池寛賞を受賞した。

この頃に三島由紀夫が持参した「煙草」を評価し、

その師的存在となったことは有名な話である。

また、1968年にノーベル文学賞を受賞し、授賞式では

「美しい日本の私 その序説」という記念講演をおこなった。

ただ、その後はプレッシャーからかほとんど作品を書かなかった。

1972年4月16日、マンションの仕事部屋でガス自殺した。

|

« 新感覚派の天才作家・横光利一 | トップページ | 新興芸術派の雄・井伏鱒二 »

日本文学」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 研ぎ澄まされた美意識の発露としての川端康成:

« 新感覚派の天才作家・横光利一 | トップページ | 新興芸術派の雄・井伏鱒二 »