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2007年6月18日 (月)

明治の文豪・夏目漱石

夏目漱石は英国留学で衝撃を受け、狂人になったとの噂が

流れるほどであったが、実際のところは定かではない。

明治38年に『吾輩は猫である』により作家デビュー。

『坊ちゃん』『草枕』などを発表し、反自然主義作家として、

余裕派や高踏派として文学史の教科書では紹介されているが、

本人の生き方からはそのような態度は微塵も感じられない。

エゴイズムの追求から「則天去私」への転回も、

ある意味伝説であって実際の夏目漱石の創作態度とは

ほとんど何の関係もないと思われる。

今現在我々が夏目漱石を感じられるのは、

その作品からのみであり、それだけでかまわないと思う。

どのように読むかは読者にゆだねられており、

それ以上でもそれ以下でもないと言っていい。

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