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2009年7月28日 (火)

東野圭吾『秘密』

東野作品の数ある特徴の中のひとつに

性の扱い方が他の推理小説家と異なるという

指摘はあまり多くないところかもしれない。

しかしこのことは東野作品について語るときに

どうしても外せないポイントであることは

読者のほとんどが意識しているはずである。

そして性の扱い方に違和感を覚える作品に

運悪く最初に出くわしてしまうと映画の原作として

手に取ったような人にはあまり受けが良くないかもしれない。

特に東野圭吾は原作とテレビや映画の作品が

かなり違っていたとしても寛大なことで有名らしく、

この作品の映画化に関しても、当初からどのような

内容変更も受け入れるつもりでいたような感じが

エッセイなどからもうかがい知ることが出来る。

ただし、私個人としてはこの作品の性の扱いには

なんだか救われるような気がして、好きな作品となっている。

もちろん話の展開や登場人物なども

東野作品としてかなりレベルの高い

作り込まれ方をしていると思うが、

それらを根底で支えているものの存在も

見逃してはならないと思うのである。

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