« 吉本佳生さんの『投資リスクとのつきあい方(上)』を読んでみた | トップページ | マルコム・グラッドウェルさんの『ケチャップの謎』を読んでみた »

2010年8月28日 (土)

吉本佳生さんの『投資リスクとのつきあい方(下)』を読んでみた

吉本さんの『投資リスクとのつきあい方(下)
紙ヒコーキで学ぶオプション取引』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は上巻と下巻で扱っている内容が異なる。

この下巻ではオプション取引について、

その内容や仕組みについて詳しく述べられている。

吉本さんのこの本での最大の工夫は紙ヒコーキを

用いたオプションの説明だと思うが、

すでにオプションの知識がある私からは

この説明がわかりやすいものなのか判断できない。

そのため評価を低くさせてもらっている。

上巻ではリスク管理手法への不満があったにもかかわらず

得るところが多いと感じたのと比較して

下巻では何だか中途半端な印象で物足りない気がする。

ただ、上巻にあったリスク回避策の一つに

ポートフォリオによる輸出企業の株式と輸入企業の株式を

組み合わせたリスク回避というものがあり、

これではリスクは回避できるかもしれないが

どのように利益を上げるのかわからないという

疑問が残ったのに対して、下巻でのコールとプットの

組み合わせによる利益の出し方は非常にためになった。

また、日経225オプションの吉本さんによる取引の実践は

もっと詳しい内容にしてもらいたかったが、

最後に利益が出た仕組みは何とか理解できた。

総じてオプションの理論を知識として得ることは可能だが、

実際の取引によって利益を上げようとするのであれば

もっと詳しいハウツー本が今ではたくさん出ているので

そちらを参考にしたほうが良いだろう。

吉本さんのファンの私としては損をした気はしなかったが。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 オプション取引とは?(オプションはデリバティブの花形/パソコンの価格変動とオプション ほか)
第2章 紙ヒコーキで考えるオプションのしくみ(紙ヒコーキでイメージする/ポイントは損益図を書くこと ほか)
第3章 オプションの価格変動を理解する(デルタ・ヘッジとオプション価格/リスクを消す魔法ではない ほか)
第4章 日経二二五オプションの実戦(なぜ日経二二五オプションか?/オプション・トレード実戦記 ほか)

|

« 吉本佳生さんの『投資リスクとのつきあい方(上)』を読んでみた | トップページ | マルコム・グラッドウェルさんの『ケチャップの謎』を読んでみた »

金融・経済」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 吉本佳生さんの『投資リスクとのつきあい方(下)』を読んでみた:

« 吉本佳生さんの『投資リスクとのつきあい方(上)』を読んでみた | トップページ | マルコム・グラッドウェルさんの『ケチャップの謎』を読んでみた »