ロバート・キヨサキさんの『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』を読んでみた
ロバート・キヨサキさんの『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』を読んでみた
(5つが最高)
『金持ち父さん貧乏父さん』の続編となるシリーズ第2弾。
今回は「クワドラント」という聞きなれない言葉からすべてが始まっていく。
「クワドラント」とは、円を4分割したものという意味であるらしく
その前にキャッシュフローを付けることによって、
その人のお金の流れを把握し、経済的な立場を分類してみせてくれる。
まず、E(従業員)とS(自営業者)、B(ビジネス・オーナー)とI(投資家)の
4つから「キャッシュフロー・クワドラント」ができていることを示す。
それぞれのクワドラントに属する人のお金に対する考え方の違いから、
EやSからBやIのクワドラントに移っていくことの重要性について書いている。
ここでもやはり経済的に成功するためには起業してBになり
会社を通じて投資をすることにより成功することができるとされている。
確かに自分があくせく働くだけのEやSよりも、
お金にも働いてもらうBやIの方が金持ちになる確率が高いことは理解できる。
しかし、誰もが起業して成功するわけではないことも事実だ。
けれど何もしないでも状況は良くはならない。
誰でも今すぐにできることは、やはり「ファイナンシャル・リテラシー」を
きちんと身に付けることなのだ。
今回もやっぱり投資の勉強の大切さを感じさせてくれる。
「金持ち父さん」シリーズはどれを読んでも損はない。
まあ、大切なので同じことが繰り返されているのは当然だから
シリーズ全部を読む必要はないようだけれど。
【目次】(「BOOK」データベースより)
第1部 クワドラントの右側か左側か(私があえてホームレスになったわけ/クワドラントが違えば人間も違う/人はなぜ自由よりも安全を求めるのか ほか)
第2部 最高のあなたを引き出す(なりたい自分になる/どうしたら金持ちになれるか/銀行そのものになれ)
第3部 クワドラントの右側で成功するために(まずはヨチヨチ歩きから/ラットレースから抜け出すための七つのステップ)
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