マリアン・M・ジェニングスさんの『ウサギはなぜ嘘を許せないのか?』を読んでみた
マリアン・M・ジェニングスさんの『ウサギはなぜ嘘を許せないのか?
後ろ指さされずに成功する新・ビジネス読本』を読んでみた
(5つが最高)
世界初のコンプライアンス小説の待望の邦訳と
いうことで、読んでみたがなかなか面白かった。
アマゾンでは『ゴディバのアイスクリームと任天堂の
テレビゲームが大好きな身長190センチの大ウサギ
「アリ」が、主人公エドを導きながら、ビジネスの世界で
さまざまな苦難を経験した末に、最終的な成功を
手にする痛快ビジネス寓話小説』と紹介されている。
本当にできる人というのは嘘をつかないで出世する。
この本はそのことを示すための物語である。
「真のコンプライアンスとは何なのか」を
より明確に理解するためのビジネス寓話である。
一時期さけばれていた法令遵守の更に先の
法律さえ守ればいいのではない
正直に生きることの大切さを教えてくれる。
コンプライアンスを法令遵守「等」と
訳していこうという最近の流れにも
沿っている良い作品だと思います。
最後に、アマゾンにあったウサギの教えを
転載させていただく。
【本書が教えてくれること ウサギの教え】
(1)ほかのみんながしていることによって、
自分の倫理観をこしらえてはいけない。
ほかの人たちが正直で正しいことを
しているとはかぎらないのだから。
(2)正直で正しいことをした報酬は、
受け取るまでに時間がかかる。
(3)"二者択一"という難しい選択をする
ことによって、倫理的な問題を考えては
いけない。選択肢はきっと、ほかにもある。
(4)短期間で手に入るものに惑わされないこと。
"短距離走者"たちはいずれつまずく。
彼らに追い越されても自信をなくさないこと。
(5)何も言わないことによって引き起こされる結果は、
声をあげることによって引き起こされる結果より、
つねに深刻である。
(6)正しいことをした場合の結果と間違ったことを
した場合の結果を冷静に考え、正しいことを
することによってもたらされるチャンスを生かすこと。
(7)心にみじんも重荷を感じることなく
レースを終えることこそが、本当のゴールである。
寝ても覚めても嘘のことが頭から離れない。
そんな状態でないことが、どれほど自由か考える。
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