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2010年9月 6日 (月)

勝間和代さんの『インディペンデントな生き方実践ガイド』を読んでみた

勝間さんの『勝間和代のインディペンデントな生き方実践ガイド』を読んでみた

 (5つが最高)

勝間さんの原点である『インディでいこう!』の携書化。

作家はその処女作に重要な要素のすべてが現れている

と言われるけれど、この作品もまさにその典型だと思う。

勝間さんについてあまりよく知らない人が読めば

この作品は他のさまざまなベストセラー作品の

要約として、あるいは手抜きをしていると

勘違いされるかもしれないが、実はこちらが先行作。

勝間さん自身も、「今読み返すと、笑っちゃうくらい、

今売れている本たちの内容が網羅されています」と

言うくらい、勉強法、時間投資、効率化など、

エッセンスがぎっしり詰まった作品集という感じ。

ただ、初めての著書という気負いと、

基本的には女性に向けて書かれているため

この本以降のそれぞれの作品によって

掘り下げられたものを読むほうが

やはり内容的に充実している感は否めない。

勝間さんが提唱している以下の女性像については、

否定はしないが、かなり高いハードルのように思える。

①年収600万円以上を稼ぎ、
②いいパートナーがいて、
③年をとるほど、すてきになっていく
つまり「精神的にも経済的にも周りに依存しない生き方」

もしこの本を女性が読むのであれば、

あまり肩に力を入れすぎず、取り入れられるところから

徐々に始めていく感じがいいのではないだろうか

と、年収600万円には遠く及ばないオジサンは思う。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 インディになりませんか?
第2章 それでもウェンディのほうがいいですか?
第3章 じょうぶな心で土台を作ろう
第4章 学び続ける力でスキルを磨こう
第5章 いい男を見分けて選ぼう
第6章 明日から始める六つの約束

勝間和代のインディペンデントな...

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