真壁昭夫さんの『ゼロからわかる個人投資』を読んでみた
真壁さんの『ゼロからわかる個人投資』を読んでみた
(5つが最高)
この本は、一般の個人投資家のために極めて
初歩的な投資理論を中心に解説してくれている。
真壁さん自身はトレーダーであったのか、
「投資は体で覚えることが必要」と書いてあり、
「判断より直感を信じよう」とも書いてある。
ただ、短期のデイトレで儲けることよりは、
経済や金融の基礎的な知識を用いた投資を
勧めているので、経済学を学びながら投資を
続けていきたい人には格好の入門書となるだろう。
ただ、私のように何年も株式投資をやってきて
それなりに投資の本を読んできた者にとっては
簡単な復習テキストといった感じだった。
同じく真壁さんの『最強のファイナンス理論』と
比べると同じ新書であるにもかかわらず
こちらの方が内容が薄いように感じられた。
【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 心得編―投資の前に知っておくべき八の鉄則(投資の魅力と怖さはやらなきゃ分からない/アマの個人投資家もプロに勝てる ほか)
第2章 実践編その一―生活の知恵としての投資理論入門(投資の本質を考える/「リスクとリターン」とは何か ほか)
第3章 実践編その二―さまざまな金融商品の特性(預貯金と株式/債券、外貨建て商品、投資信託 ほか)
第4章 思索編―個人投資家のための「考えるヒント」(情報と投資家の心理/金融商品の本質 ほか)
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