橘玲さんの『臆病者のための株入門』を読んでみた
橘さんの『臆病者のための株入門』を読んでみた
(5つが最高)
吉本佳生さんは、「株式投資は社会に貢献するギャンブル」
であると言い切っていたが、橘さんも、
「株式投資はギャンブルである」と言い切っている。
しかし、その後ですぐ、「でもそれは、たんなる賭け事
ではない。素人でも大きな果実を手にすることが出来る、
世界でもっとも魅力的なギャンブルなのだ」と言う。
そして、「資産運用に成功するのに、あなたは別に
ギャンブラーになる必要はない」と続ける。
また、「最大の資産はあなた自身である」というあたり
橘さんらしい絶妙な展開である。
結局のところ、経済学的にもっとも正しい投資法は、
世界市場全体に投資することであり、
初心者が株式市場を体験するなら
リスクの取れる金融資産の8割を世界市場の
インデックスファンドでまずは運用する。
(各市場の時価総額の比率に応じて保有する)
そして残りの2割をトレーディングや個別株投資に
割り当てるくらいが基本となるとのこと。
私は最近は世界の債券ファンドに注目しているが、
やはり世界の株式でないと、ある程度の利回りは
たたき出せないようである。
個別株投資は痛い思いをしているので
しばらくは手を出せないとなると
やっぱり海外の株式のインデックスファンドが
一番有力な投資先で、残りの1~2割を
FXでトレーディングするくらいがいいところか。
もとより分散するほどの資産なんてないので
海外株式のインデックスファンド1点買いも
充分ありえる戦略ではあるが、くれぐれも
投資は自己責任でということで。頑張りましょう。
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