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2010年9月21日 (火)

岡本吏郎さんの『会社にお金が残らない本当の理由』を読んでみた

岡本さんの『会社にお金が残らない本当の理由
(ビジネス環境を支配する「7つのシステム」
お金を残すための「4つの数字」)
』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、2004年にビジネス書としてベストセラーに

なったものを新書化したものだが、もとの本は

岡本さんの処女作ということで、熱い思いが

たくさん詰まっている良書である。

新書化するにあたり、2010年度の最新の税制にも

対応しているというのも嬉しい。

この本は、失敗する企業の失敗原因について

「システムを知らない」という共通するパターンを

見出し、理解すべきシステムとして以下の

7つのシステムを取上げている。

①収入②支出③借入れ④税制
⑤決算書⑥価格⑦リスク

それぞれのシステムの解説は、この本を実際に

読んでもらうとして、それを知らないことで企業が

いかに損をしているかが明快に示されている。

また、どのようにシステムを利用して中小企業が

お金を残すべきなのかという方法も書かれている。

これは「法人化」と「役員報酬」によるところが

大きいが、細かい数字についてもきちんと

解説がなされており、非常にためになる。

更に次の「4つの数字」を理解すれば、

中小企業でもお金が残ることを説いている。

①1人当たり付加価値
②労働分配率
③1人当たり経常利益
④ROA(総資本経常利益率)または
 CROA(総資本キャッシュフロー率)

そして、ビジネスでは機会損失を最小にするために

スピードが求められ、スピードを上げる方法として

実に真っ当だが次の4つを挙げている。

①人よりもたくさん働く
②優秀なスタッフを持つ
③すきま時間をすべて利用する
④人と手を組む

要するに「金持ち父さん」シリーズにあるような

働かないで収入を得る方法にばかり

気を取られず、ガンガン働けということ。

とりあえず、ここから始めるのが自分にも

調度良いとあらためて感じた。

<この本でわかること>
・『役員報酬』はあくまでも合法的裏金
・裏帳簿のススメ
・決算書の数字はまったく意味がない理由
・経営をするうえで知らない人が多い、たった一つの数字
・これに逆らったらお金は貯まらない「ビジネス万有引力の法則」
・間違った節約、正しい節約
・あなたの稼いだお金の本当の価値
・お金を減らさない逆転発想
・資本主義の正体を知れば行動も変わる

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 システムを知らないからお金が残らない
第2章 システムを知らなくてもどうにかなった理由
第3章 システムの正体を探る
第4章 数字はこうやって考える
第5章 システムの中をどう泳ぐか
終章 クリエイティブ・マイノリティー(創造的少数者)

会社にお金が残らない...

会社にお金が残らない...

価格:945円(税込、送料別)

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