ロブ・ブッカーさんの『超カンタンアメリカ最強のFX理論』を読んでみた
ロブ・ブッカー/ブラッドリー・フリードさんの
『超カンタンアメリカ最強のFX理論』を読んでみた
(5つが最高)
とにかく簡単な方法であることは確かである。
そのためか取引手法にアリゾナ州の地名を
つけて呼んでいるので、日本人にはなじめない。
日本で語られるFXの手法や理論は、
株式投資から発展したものが多いので、
ロブ・ブッカーさんに言わせれば「通用しない」らしい。
また、アメリカではFXトレーディングのアドバイスが
ビジネスとして成り立っているということにも驚いた。
参考になる手法は、「2trendy」だと思う。
「NYボックス」という手法は、簡単だが、
あまり「ブレイクアウトルール」に該当するような
状況が訪れないことと、「リバーサルルール」が
上手く機能しないことがあるので注意が必要。
トレードで勝つための4要素は次のとおり。
①マネーマネジメント
②トレード日誌をつける
③バックテスト
④テクニカルシステム(いわゆる手法のこと)
マネーマネジメントの重要性を強調していることは
とても良いことだと思うので、参考にしている。
特に手法よりもマネーマネジメントが大切という
考え方は、FXでは間違いないと思う。
ただ、バックテストについては、この本では
必ずやるようにと強調されているが、
実際のトレードとテストでは違いがあり、
私のようなビビリにはテストで上手くいっても
実際にやってみると同じようにはできない。
また、トレード日誌も他の本でも薦める人がいるので
やってみたこともあるが、時間ばかりかかって
トレードそのものの時間が削られてしまうので、
時間がない私には効果が現れなかった。
ただ、テストが充分ではなく、トレードを振り返る
ようなこともしないで儲けられないのは
当たり前といえば当たり前の結果でもある。
せめて成功したときと失敗したときの
パターンくらいはメモしておき、
失敗を繰り返さないようにして
成功したときのパターンを繰り返せるように
準備が出来たら、またFXに取り組んでみたい。
この本が、やる気にさせてくれることは間違いない。
【目次】(「BOOK」データベースより)
FXを間違えた日本人/ロブの主たる武器「2trendy」/世界でいちばん日本人向き!?「NYボックス」/ロブが使う最小限のテクニカルと「アリゾナルール」/「アリゾナルール」10の手法/マネーマネジメントこそが成功のカギ/ロブは“バックテスター”/「10pipsはうれしくない?」勝つ人の戦略と習慣
超カンタンアメリカ最... 価格:1,470円(税込、送料別) |
| 固定リンク
「FX(外国為替証拠金取引)」カテゴリの記事
- 廣重勝彦さんの『FX取引入門』を読んでみた(2011.06.20)
- 二階堂重人さんの『FX常勝の平均足トレード』を読んでみた(2011.06.08)
- 野村雅道さんの『働かずに毎年1000万円稼げる私の「FX」超活用術』を読んでみた(2011.06.04)
- 新井邦宏さんの『投資の王道(実践編 通貨証拠金取引)』を読んでみた(2011.03.10)
- 鳥居万友美さんの『FXで月100万円儲ける私の方法』(実践編)を読んでみた(2011.02.06)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント