開米瑞浩さんの『仕事が10倍速くなる最強の図解術』を読んでみた
開米さんの『仕事が10倍速くなる最強の図解術』を読んでみた
(5つが最高)
この本は、仕事に使える図解術について書かれている。
仕事が10倍速くなるかは別として面白い切り口ではあった。
また、情報の集約の仕方などについてもヒントが得られる。
特にテーブル型マトリックスと座標平面型マトリックスの
使い分けの視点などは参考になる。
図解することによって文章だけではだまされてしまうような
ことにも気づくことが出来るというのは新しい発想だった。
そして、既存のパターンに頼らない読解方法として
図解案を組み立てるための「4S手順」が紹介されている。
①Statement 一つの意味だけを明確に表現した短文に
文章を単純化する
②Sticky note ステートメントからキーワードを付箋紙に
書き出す
③Sequence 付箋紙が上手い順番に並ぶように試行
錯誤する(マトリックス化の作業)
④Summary 全体を見渡して要約する
コツをつかむまでは時間がかかってしまい
そのまま文章を理解するほうが速いような気もするが
難しい長文などは効果があると思う。
仕事の場では図にして示すことが好きな上司もいるので
そんなときに上手く図解して示せれば評価も上がるだろう。
とにかく手を動かしてみることが一番だと思う。
【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 「図解」でスキルアップ(「デキる人」は図で考える/図解が必要な理由を整理する ほか)/第2章 図解の基本はマトリックス(最初の一歩はマトリックスから/テーブル型対座標平面型 ほか)/第3章 ビジネス・フレームワークを図解せよ(目標のある行動を考える/事故の予防や処理を考える ほか)/第4章 文章を読み解く図解の作法(文章のままでは百回読んでもわからない/ステートメントに分解せよ ほか)
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