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2010年11月28日 (日)

岩崎夏海さんの『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』を読んでみた

岩崎さんの『もし高校野球の女子マネージャーが
ドラッカーの『マネジメント』を読んだら』を読んでみた

 (5つが最高)

いまさらながら、話題のこの本を読んでみた。

売れてる本でもまったく良いと思わないものがある一方、

いい本はやっぱり売れるのだという好例だった。

確かに企画の勝利という側面が強いことは

作者も否定しないと思うが、小説としても良くできており、

描写が下手だというような感想は持たなかった。

マネジメントに必要な資質は才能ではなく

真摯さであるということを女子高生に体現させるあたり

AKB48をモデルにしたとはいえ何ともポジティブ。

これほど真っ直ぐに生きている高校生がいたら

どんなにか素敵だろうと考えるのはオジサンの証拠か。

ドラッカーに頼りきった構成にもかかわらず

印税の10%しかドラッカーの関連団体に寄付しない

なんて、100万部以上売れたのにどうかと思うが

ドラッカーを読んでも挫折していた私にとっては

新たなるきっかけとしてとても貴重であった。

そして、私が反省させられたことが一つある。

それは人を見るときに欠点ばかりに目が行き

その人の良い点を見なくなってしまうところである。

欠点を非難することは簡単だが、そこからは

何も建設的なものが生まれてこないような気がする。

これからは他人の長所にも目を向けたいと、

別にマネジメントする立場ではないが思った。

また、マーケティングとイノベーションということで言えば

この本はよく言われているようなマーケティングの

成功例というよりは、イノベーションの成功例では

ないかと感じるのは私だけだろうか。

このあと、変わった表紙のビジネス書が次々と

表れるようになった気がするが、それは本当に

マーケティングの結果なのだろうか。

私にとっては、ただ手が出しにくくなっただけの

ような気がするのだが、一般の読者はどうなのだろうか。

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
公立高校野球部のマネージャーみなみは、ふとしたことで
ドラッカーの経営書『マネジメント』に出会います。
はじめは難しさにとまどうのですが、野球部を強くするのに
ドラッカーが役立つことに気付きます。みなみと親友の夕紀、
そして野球部の仲間たちが、ドラッカーの教えをもとに
力を合わせて甲子園を目指す青春物語。

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