« 開米瑞浩さんの『仕事が10倍速くなる最強の図解術』を読んでみた | トップページ | ジョシュア・ガンズさんの『子育ての経済学』を読んでみた »

2010年11月12日 (金)

エドウィン・ルフェーブルさんの『欲望と幻想の市場 伝説の投機王リバモア』を読んでみた

ルフェーブルさんの『欲望と幻想の市場 伝説の投機王リバモア』を読んでみた

 (5つが最高)

伝説の投機王リバモアの本を読むのはこれで2冊目。

投機を始めた当初のリバモアの得意としていた手法は

非正規の取引業者を使ったテープ・リーディングという

過去の動きを参考にするテクニカル分析であったらしい。

しかし、正規の市場取引ではなかなか通用せず

損を重ねた挙げ句にようやく別の手法も取り入れる。

『他人の情報に従うなということではない。
自分に従えということだ。おれは自分に自信が持てて
初めて、昔のトレーディングのスタイルを払拭することが
できた。(略)以来、おれは個々の銘柄の動きではなく
相場全体の基本的なコンディションに注目するように
なった。』

リバモアは株式相場だけでなく商品相場でも取引し、

多くの指標に目配りをして相場全体の強弱により

大量の買いだけでなく、大量の空売りも得意としていた。

リバモアは何度となく破産を経験し、晩年は不幸な

生涯を歩むが、単なるギャンブラーではなく投機家として

損失に対する対処法も考えていた。

『おれは継続的にピラミッディングせよと言っている
わけではない。もちろん、ピラミッディングすれば
他の方法では考えられない大金を儲けることができる。
しかし、おれが言いたいのはこういうことだ。
五〇〇株買える資金があったとしよう。もし投機する
のならば、一度に買ってしまうなということなのだ。
単にギャンブルがしたいというのならば、
おれのアドバイスはただ一つ―――やめとけ、だ。
もし最初に一〇〇株買って、損が出たとしよう。
なぜさらに株を買い増す必要があろうか。
そんな時には少なくとも短期的には、自分が
間違っていたことをただちに悟るべきなのだ。』

リバモアが必ずしも損切りが上手であったとは思わない。

しかし、損切りの重要性については認識していた。

そして実際の相場では、分かっていても損切りをせずに

粘ってしまうこともよく分かる心情だ。

私も自分の判断が間違っていたことを認めたくないため

さらに損切りをしないという間違いを犯し

損を拡大させたことが何度もある。

この本を読むと相場というものはとにかく面白いが、

とてつもなく怖いということが本当によく分かる。

何度読んでも参考になることが山盛りの良書である。

欲望と幻想...

欲望と幻想...

価格:2,310円(税込、送料別)

|

« 開米瑞浩さんの『仕事が10倍速くなる最強の図解術』を読んでみた | トップページ | ジョシュア・ガンズさんの『子育ての経済学』を読んでみた »

金融・経済」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: エドウィン・ルフェーブルさんの『欲望と幻想の市場 伝説の投機王リバモア』を読んでみた:

« 開米瑞浩さんの『仕事が10倍速くなる最強の図解術』を読んでみた | トップページ | ジョシュア・ガンズさんの『子育ての経済学』を読んでみた »