陰山英男さんの『学力は家庭で伸びる 今すぐ親ができること41』を読んでみた
陰山さんの『学力は家庭で伸びる 今すぐ親ができること41』を読んでみた
(5つが最高)
この本は2003年の本であるが、その後2007年に
文庫化もされている陰山先生の初期の頃の名著。
生活習慣を含めた基礎基本の繰り返しによる指導は
小学生はもちろん、幼稚園でも早すぎないくらい。
子供たちの「力」が、こうすれば引き出せるという
陰山先生らしいアイデアも満載で、誰でもすぐできる、
手軽さもやる気にさせてくれる。
これだけ手をかければ大抵の子供は必ず伸びる。
子供の学力低下が叫ばれ、ゆとり教育から
ようやく方向転換した文科省だが、その流れを作った
1冊ともいえる本書は、では親は何をしたらいいのか
という質問に丁寧に答えてくれている。
「生活改善なくして学力向上なし」という陰山先生の
持論に子供の学力を伸ばしてきた自信がうかがえる。
陰山先生が学校ではできない「今すぐ親ができること」を
まとめた家庭教育論にもなっており、子を持つ親は
なるべくは役目を通しておくことをお薦めしたい。
リビングに図鑑を置こうや机の上を親が片付けないなど、
基本的な細かいことから、宿題は食卓でさせよう、
朝食は必ず食べさせようなど、一ひねりのあるものや
親にとっても頑張らなければならないようなことまで
すぐに実践できて効果抜群のノウハウが満載です。
【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 ジワジワ効いて結局「学力」が上がる16か条(翌日の時間割は自分でそろえさせる/宿題は食卓でさせよう/宿題を親がやらない ほか)/第2章 毎日の生活で「会話力」がつく13か条(食事のときはテレビを消す/ゴミ出しは子供にやらせる/今日あったことをお風呂で聞いてあげる ほか)/第3章 「自分でできる力」を育てる12か条(机の上を親が片づけない/サッカーの応援に毎回行かない/説教は「誉める」「叱る」「誉める」のサンドイッチで ほか)
学力は家庭で... 価格:1,050円(税込、送料別) |
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