川島和正さんの『働かないで年収5160万円稼ぐ方法』を読んでみた
川島さんの『働かないで年収5160万円稼ぐ方法』を読んでみた
(5つが最高)
会社が嫌になってしまうと時折こんなタイトルの本を
手にとってしまうが、読み終わってみるとやっぱり当分は
会社で頑張るしかないんだなと感じさせてくれる、
まさに現実の厳しさを教えてくれるための1冊。
この手の本の悪いところを書きたてても仕方がないことは
読み終わった普通の人であればみんな一様に感じること
なので、とくに何が悪いかを書くことはしないが、
内容としてはネットで検索できること以上のものはない。
週末起業という視点を教えてくれた藤井さんの本に比べ
新たな視点の提供ということもないのが残念。
ただ、この本は作者の意図に反し逆説的にではあるが、
働くことの大切さを教えてくれる点では良いと思う。
まず、この本で紹介されている稼ぐ方法は3つである。
①ヤフーオークションなどで物を売ること
但し、仕入れや販売は大変で働く必要がある
②アフィリエイトを上手く利用すること
但し、集客にはとても大変な努力を必要とする
③情報商材を作って売ること
但し、買ってくれる馬鹿を取り込む必要がある
これらの方法が紹介された後、結局はネットで検索するか
情報商材を買って勉強するかしなければならない。
そして、何よりも一生懸命働いて仕組みを作り、
それを維持するために様々な努力をしなければならない。
仮に好きなことをやっているなら働いてるとはみなさない
というような解釈をしても、かかる時間は半端ではない。
これは月収24万円の平社員だったからこそ飛び込めた
世界であり、早く始めた者にのみ許されることだと思う。
【目次】
はじめに 月収500万円生活のススメ!
第1章 今なぜ副業が注目されるのか?
第2章 楽しく稼げる副業選びのポイント
第3章 楽々簡単! オークションで月30万円稼ぐ方法
第4章 アフィリエイトで月100万円生む仕組みを作る
第5章 情報ビジネスならノーリスクで月300万円稼げる
第6章 副業から起業、そして年収1億円への道
おわりに
![]() 働かないで年収5160... 価格:1,365円(税込、送料別) |
| 固定リンク
「金融・経済」カテゴリの記事
- 又吉直樹さんの『オイコノミア』を読んでみた(2015.08.25)
- 池田信夫さんの『イノベーションとは何か』を読んでみた(2012.04.20)
- 森永卓郎さんの『ニュースのウラ読み経済学』を読んでみた(2012.04.18)
- 中原圭介さんの『お金の神様』を読んでみた(2012.04.15)
- 白川方明(マサアキ)さんの『現代の金融政策 理論と実際』を読んでみた(2012.06.02)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント