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2010年12月 3日 (金)

陰山英男さんの『本当の学力をつける本』を読んでみた

陰山さんの『本当の学力をつける本  学校でできること家庭でできること』を読んでみた

 (5つが最高)

この本を読むと、生活習慣を含めた基礎基本の

大切さをあらためて実感させられる。

ある意味で子供に良い生活習慣を身につけさせる

ことは、親が子供のためにやってあげられる

最大のことなのかもしれないと思う。

陰山さんは百マス計算で有名になった感じがするが

百マス計算自体は、陰山さんの恩師が始めたもので

陰山さんの真骨頂は、「生活習慣の確立」や

「読み書き計算の反復練習」などの基礎基本を大切に

独自の実践を継続することによって学力の向上を図る

スタイルにあると思う。

塾もないような山間の公立小学校で続けてきた

10年にわたる実践の結果から、家庭学習にも

応用できるようにした取り組みの数々を

「陰山メソッド」として紹介している。

しかし、私はここに紹介されているようなことを

決してユニークなものだとは思わない。

学校でできることと家庭でできることを

双方が頑張ってやっていきましょうというのは

ゆとり教育が失敗に終わった今、とても重要で

親の一人ひとりが考えていかなければならない

大きな問題である。

どちらか一方では子供は良くならないのである。

親はもっと家庭でできることをやらなければ

子供にとっても不幸な結末を迎えてしまうだろう。

学校に文句を言う前に、まず家庭でできることから

見直してみようと強く思った。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 学校でできること(公立高校入試結果への不信から/少人数学級が学力向上の第一歩 ほか)/第2章 家庭でできること(生活アンケートから教えられたこと/二度夕食を用意する母親 ほか)/第3章 新学習指導要領でできること(新学習指導要領、何が問題か/授業時間数が絶対的に足りない ほか)/第4章 社会でできること(赤ペンを握りながら死んでいった池野先生/組合の研究会では“管理教育”と批判される ほか)

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