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2010年12月18日 (土)

石川臨太郎さんの『副業はサラリーマン』を読んでみた

石川さんの『副業はサラリーマン
年収3000万円資産1億円超を実現した私の投資法』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、何よりもタイトルに惹かれて手に取ったのだが

サラリーマンであれば誰でも考えることではないだろうか。

週末起業なども流行らしく副業に手を出す人は多くなって

きていると思うが、なんとそれを逆転させてサラリーマンを

副業としてしまおうというのだから恐れ入る。

この本にも書いてあるとおり「できないと思ったら絶対に

できない」ことなのだと思うが、「できたらいいな」という

くらいの気持ちで簡単にできるわけではなさそうだ。

この本の作者は全収入のうち給料の占める割合が30%、

株と賃貸用の中古ワンルームマンションの投資による

収入が70%だということで、先見の明があったのだろう。

金持ち父さんシリーズのヒット以来、日本でも不動産投資

というものが、株式への投資に次いで注目されるように

なったようだが、こればっかりは誰でも勉強すれば

成功できるというたぐいのもではないような気がする。

私も興味があるので、周りの人にも色々と話を聞くが

完全に自分一人でやろうとすると本業に悪影響が

出てしまうらしく、営業職や管理職で成果さえ出せば

ある程度自由な時間が持てるような人向きらしい。

ただ、この手の本の中では面白く読ませてくれた。

株投資で得た利益を賃貸用のワンルームマンション

購入につぎ込み、安定的家賃収入を得ながら株式への

再投資を行ない、年収3000万円、所有資産1億円を

実現したという作者のサクセスストーリーは楽しい。

不動産投資の時期が良かっただけという批判もできるが、

株式投資も含めて、その投資時期を見極めるのも本人の

大切な能力と考えれば、見習う点は少なくない。

作者の石川さんの本業は、「自分だけが顧客の資産運用者

でありコラムニスト」ということらしい。

【目次】(「BOOK」データベースより)
プロローグ 日本的サラリーマン人生にさようなら/第1章 サラリーマン事業収入30%、投資運用収入70%/第2章 加速度錬金術、株式投資を考える/第3章 私のお薦めはバリュー株投資/第4章 今すぐできる!カンニング投資法のすすめ/第5章 株の利益は中古ワンルームマンションへ/エピローグ セミリタイアも夢じゃない

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