親野智可等さんの『「叱らない」しつけ 子どもがグングン成長する親になる本』を読んでみた
親野さんの『「叱らない」しつけ
子どもがグングン成長する親になる本』を読んでみた
(5つが最高)
子供を褒めて育てるというのは実は簡単なようで
いてとても難しいということを私は日々実感していた。
自分の子供なのだから愛情を持って接すれば
自然といいところが目に入ってくると漠然と考えていたが、
そんな生易しいものではないことを知った。
なぜなら、自分の子には過剰な期待をしてしまうので
2番になったときもどうして、1番になれなかったのかと
責める言葉が先に出てしまいがちだ。
これは自分の学生時代を振り返れば、簡単に分かる
ことだが、当の自分は2番にさえなったこともないのである。
それを自分の子供をまず褒めずに叱ってしまったら
親子といえども良い関係が継続できるわけがない。
この本を読むと、子供に対して親が身をもって示すことの
大切さということを本当に考えさせられる。
まず親が変わらなければ、子供は良くならない。
当たり前のことだが、そのことを気づかせてくれる
とても良い実践的な教育書である。
私たち親にも色々厳しい現実が突きつけられている
今の時代だからこそ、叱ってばかりの躾から卒業する
ために、ぜひ読んでもらいたい1冊である。
【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 「叱る親」をやめよう(しつけより愛情/しつけに厳しすぎるとどうなるか/親子の触れ合いが、子どもを落ち着かせる ほか)/第2章 しつけで大事な五つのこと(厳しさとは、「継続性」「一貫性」「身をもって示す」の三つ/まず冷静になり、原因を調べて、具体的な手立てを実行する/趣旨や理由を正しく教える ほか)/第3章 いい話が、子どもの心を成長させる(人間関係についての話/生活習慣についての話/その他のいろいろな話)
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