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2011年1月20日 (木)

平田周(ヒラタシュウ)さんの『速く論理的に書く技術』を読んでみた

平田さんの『速く論理的に書く技術』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、速く論理的に書くことによる利点について

ビジネスマンの視点から書かれた本です。

通常は論理的に書く方法論が主流で、速く書くこと

については、次の段階とされているところを

この本は、速く書くことによって思考が論理的になり

頭の回転自体が速くなると説いている。

確かに速く書こうとすれば、頭はそれに対応するために

速く考えるようになり、そのためには論理的に考えざるを

得ないという側面はあるかもしれない。

また、速く書くことができれば 、時間を効率的に使える。

ビジネスシーンでも電話より、メールでのやりとりが増え、

書くこと自体、インターネットの拡大とともに重要性を

増してきている。

私のいる職場では、となりにいる人にまでメールを

書いて、報告や相談をするほどになってしまった。

この本では、時には常識ハズレな解説もあるが

このブログを書くのにかなりの時間を費やしている

私には、試みてみるべき「技術」なのかもしれない。

気になった点を挙げると次のとおり。

『パソコン上で文章を訂正するのに要する時間はムダです。
直すのにかかる時間よりも、考えるのが中断されることの
方が、書くのを遅くします。そのためには、直さないことを
原則に文章を書く覚悟が必要です。』

『直さなければ、下手な文章になるだろうと心配されるかも
しれませんが、話している時のことを考えれば、できない
わけではありません。』

『「考えること」と、その表現である「書くこと」を区別する点が
本書の考え方の特長です。いつも考えており、それを臆せず
文章にする。それが人をつくります。』

『速く書けば、考えるほうも早くならざるをえないのです。
脳の方が速く考えるのではなく、書き手である指のほうから
せきたてられるので、速く考えなければならなくなるという
のが正解でしょう。』

『速く書くことが考える速度を早め、頭の回転をよくします。』

『速く考えることは、ビジネスの世界ではたいへん有利な
ことです。』

そして、速く書いても悪文にしない20のポイントも。

1.読み手に対し何を伝えたいかがはっきりしている
2.長いものはもちろん、1ページ程度の短いものでも、
 項目や段落に分ける
3.起承転結を明確にする
4.問題提起の次にすぐ結論を持ってくるのも1つの方法
5.読む人が誰で、どういう状況であるかを考える
6.読む人に話しているつもりで書く
7.書くべき内容、とくに出だしをあらかじめ考えておく
8.書きながら考える習慣を捨てる
9.書いたものは書き終わってからも直さない覚悟で書く
10.手が途中で止まらないようにする
11.書くのに、全体として何字程度かを決めておく
12.1600字程度(A4で1枚)を一気に書く
13.400字程度を1つの段落にして読みやすくする
14.限られたスペースの中で、何を書くかを意識する
15.話の内容が、いつの間にか変わる、「文脈のねじれ」
 を避ける
16.短い文章で書く
17.接続助詞「が」をできるだけ使わない
18.連用形中止法をできるだけ使わない
19.同じ言葉を繰り返して使わない
20.書き終えたものを、同僚の誰かに読んでもらい、
 校正を頼む

私のように、若い頃に文学にかぶれて、あえて長々とした

読みにくい文章を書くような人は、ビジネスの世界では

好まれないということは分かっている。

だから、私は法務の仕事をするときには、決められた型

の中で文章を書くだけなので、あまりぼろが出ないで

すんでいるのだと思う。

このブログの読者には、読みにくい文章で申し訳ないと

思っているが、「文脈のねじれ」が起きないように気を

つけて書いているので、ご勘弁いただきたい。

ビジネスシーンにおいては、有用な情報が多く、

とても参考になる1冊であった。

【目次】(「BOOK」データベースより)
はじめに 速く書ければ、こんなに得をする!
1章 営業日報を書くのになぜそんなに苦労するの?
2章 書くのが苦手な人へ
3章 速く書くにはどうすればよいか
4章 速く書けばひどい文章になるのでは
5章 ロジカル・ライティングのコツ
6章 すべては、論理的に話す習慣にあった
7章 速く書くことが脳を鍛える
終章 書く文化が戻ってきた

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