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2011年2月15日 (火)

親野智可等さんの『親力革命』を読んでみた

親野さんの『親力革命 「親」であることに
ふと迷ったときに読む本
』を読んでみた

 (5つが最高)

この本の作者は、公立小学校の教師ということで、

日々、教育現場の最前線に立つ中で、親が子どもに

与える影響力の大きさを痛感し、その経験や知識を

少しでも子育てに役立ててもらいたいという思いから、

2003年よりメールマガジンの発行をしている。

そして、そこから発展する形で色々な場面で

親の大切さということを中心に様々な人に

実に分かりやすいアドバイスをし続けている。

この本のもとになっているものも、ベネッセの

教育情報サイトにある親野さんのコーナーであり

そこに掲載されたものに加筆・改筆したものを

編集しなおして1冊の本になっている。

私も子育てをする中で、どうしても分からない問題に

出くわすことがあり、その時々に色々な教育者の

本を読んだが、親野さんのアドバイスが一番気軽に

取り組めて効果があるように思う。

この気軽に取り組めることが実は大切で、

そうでなければ毎日のしつけなどは正直続かない。

この本は、そんな迷える親に対して、親野さんが

「親力」実践アドバイスとして、35の質問に

丁寧に回答してくれている。

たとえば、学校の悩みや勉強嫌いなどは教師らしい

きちんとしたアドバイスであることはもちろんのこと、

家庭での悩みや子供の性格なども誰かに相談したい

と思う人はきっと多くいるはずで、そんな学校以外の

ことに対しても実に暖かいまなざしで子供を見ている

親野さんらしい的確なアドバイスはさすがである。

自由放任主義という言葉があるが、私などは

どちらかというと自由に育てられてきたほうなので

自分の人生を振り返ったときに本当にそのような

教育で良かったのかと疑問に思うこともある。

ただ、そのようにしか育てられていないので

それ以外の方法や自分の子供とのかかわり方と

言っても、なかなか自信を持って取り組めない。

そんな時、親野さんのアドバイスは実に的確。

「その気になるまで放っておいたほうがいいの

でしょうか?」という疑問に対し、はっきりと

「いいえ、放っておいてはいけません」と回答している。

子供は放っておいたら、いつまでたっても勉強を

やる気になどならないので、親の側からの適切な

働きかけが絶対に必要だと断言している。

そう言われてみれば、私も自由にさせてもらっていた

ように思うが、実際は小さかった頃のことをそんなに

はっきりと覚えているわけではないし、本当は

親からの働きかけによって勉強に取り組み始めた

ことを忘れてしまっただけなのかもしれない。

自分が昔は子供であったという理由だけで、

親になれば自然と子育てができるようになる

わけではない。

地域や祖父母といった色々な人に育てられるわけ

ではない最近の子供には、やはり適切なアドバイス

をくれる、このような本はなくてはならないものだ。

悩みながらの子育てほど大変なものもない。

もし周りに相談する人がいないなどで、悩みを抱えた

まま子供と向き合っている人がいるなら、ぜひこの本を

手にとってみることをオススメしたい。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 小学校入学前後は不安がいっぱい/第2章 私の子育て、これでいいの?/第3章 友達関係はトラブルだらけ/第4章 学校の悩みは、貴重な体験をしているからこそ/第5章 勉強嫌いは「楽勉」で/第6章 新たな悩みは「成長」のあかし

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