神田昌典さんの『お金と英語の非常識な関係』(下)を読んでみた
神田さんの『お金と英語の非常識な関係』(下)を読んでみた
(5つが最高)
この本は、お金と英語というビジネスマンにとって
重要視する人の多い2つの関係についての下巻。
上巻に比べると、非常識さが薄い気がするが、
それは上巻で慣れてしまったからなのかもしれない。
下巻では、神田流の非常識英語の全5ステップの
②~⑤までが中心に展開されている。
①未来先取りのイメージ化
②英語情報の大量インプット
③英語世界へのワープ
④ビジネス交渉の成立
⑤新しい人間関係の構築
下巻を読み進めていく上で重要なのは、
上巻にあった目標を実現しやすくするための
原理原則である、SMARTの原則。
Sは、Specific 「具体的である」
Mは、Measurable 「計測できる」
Aは、Agreed upon 「同意している」
Rは、Realistic 「現実的である」
Tは、Timely 「期日が明確」
このような目標を設定すると、途中で挫折する
ことがなく達成しやすいとのこと。
また、洋書攻略法としては、フォトリーディングが
その中心をなしているが、そこでのポイントの1つは
本から得たい情報を引き出すための質問を
あらかじめ決めておくということ。
これは、その本について説明できるようになる
魔法の質問であり、次のようになる。
①ズバリ著者はこの本で何が言いたいのか?
②なぜ著者はこの考えをもつに至ったのか?
③著者がその考えをもった背景は?
④著者の考えの根拠にはどんなものがあるのか?
⑤著者の結論は?
⑥私にとっての重要な気づきは?
⑦はじめの第一歩は?
下巻末では、著者が実践してきた、ビジネスで成功する
ための情報源を「神田昌典の全情報ソース」として、
公開してくれていて、これから英文の情報に当たろうと
している人には、とても便利である。
【参考文献】
『経済の法則』 ハリー・S・デント・ジュニア イースト・プレス
『ネクスト・ソサエティ』 ピーター・F・ドラッカー ダイヤモンド社
『これからの10年』 三浦展 中経出版
『ハイテクバブルとローテク投資』 大竹愼一 フォレスト出版
『デカい態度で渡り合え!』 近藤藤太 フォレスト出版
『売り込まなくても売れる!』 ジャック・ワース フォレスト出版
【目次】(「BOOK」データベースより)
第4章 3時間洋書攻略法(英語の本は読めないのではなく、読まなかっただけ/母国語じゃないから、英語が読めないという誤解/フォトリーディングの現場を、実況中継する ほか)/第5章 国際ビジネスで活躍するワープの入口(レストランでの出来事/機長からのアナウンス/清水の舞台から飛び降りると、そこは… ほか)/第6章 未来への帰還(三〇秒で苦手な相手と、打ち解ける方法/一五分で、旧知の友人になる方法/英語がヘタでも、会話につまらず、永遠に続かせる法)
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