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2011年3月30日 (水)

鹿田尚樹さんの『10分間リーディング』を読んでみた

鹿田さんの『10分間リーディング
速読しないで1冊読める!』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、速読をしないでも1冊の本を10分間で

読んでしまおうという画期的な本である。

もちろん最初から最後まで全ての文字を読んで

10分間でということは無理があるので、

どのような工夫をして、本から情報を取り出すか

ということに焦点を絞っている。

その際に大切なことは、読むだけでなく書くこと。

「書かなければ、読む意味がない」とまで書かれている。

「書を読む」読書から、「読んで書く」読書に、そして

「書いたものを共有する」読書へと進化させること。

10分間リーディングの要点は次のとおり。

①10分間で本を読む
②読んだらすぐに記録する
③スキマ時間で記録を見返す
④読んだことを誰かに伝える

では、どうやったら10分で本が読めるようになるか

というと、要点は次のとおり。

①読む時間は10分と最初に決めてしまう
②目的を決めるため読む前に「第2のタイトル」をつける
③人名(固有名詞)、数字、造語(新語)の3つのワードを
 拾うように読む(すべて読まなくていい)
④この本から得ることは1つと決める
⑤読むのは朝起きてすぐ
⑥スキマ時間には読書しない(記録の読み返しをする)
⑦目次はじっくりと読む
⑧「はじめに」は買う前に読んでおく
⑨「誰かに伝える」つもりで読む
⑩同じジャンルの本を10日連続で読む
⑪マーカー、付箋は使わない

また、ブログで本の紹介をするなら売れるときの

特徴は次の2つだそうだ。

①高い本ほど良く売れる(2500円が目処)
②誰よりも早く本を紹介すると売れる

予算の関係上、私には少し難しいが、参考にしたい。

また、実際に10分で読むことはできそうにないが、

少しでもそれに近づけるように努力していきたい。

とにかくいろいろ参考になることが多く、良書である。

【参考文献】
『五感刺激のブランド戦略』 マーチン・リンストローム ダイヤモンド社
『プロパガンダ』 アンソニー・プラトカニス他 誠信書房
『アメリカCEOのベストビジネス書100』 ジャック・コヴァート他 講談社
『ザ・コピーライティング』 ジョン・ケープルズ ダイヤモンド社
『わが息子よ、君はどう生きるか』 フィリップ・チェスターフィールド 三笠書房
『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』 キングスレイ・ウォード 新潮社
『私はどうして販売外交に成功したか』 フランク・ベドガー ダイヤモンド社
『ブランド人になれ!』 トム・ピーターズ 阪急コミュニケーションズ
『一生モノの人脈力』 キース・フェラッジ他 武田ランダムハウスジャパン
『プレイングマネジャーの教科書』 田島弓子 ダイヤモンド社
『NYPD №1ネゴシエーター最強の交渉術』 ドミニク・J・ミシーノ他 フォレスト出版
『FBIアカデミーで教える心理交渉術』 ハーブ・コーエン 日本経済新聞出版社

【目次】(「BOOK」データベースより)
はじめに どうして、そんなに速く読むことができるのか?/1 10分間リーディング─速読せずに速く読める「本の読み方」(読む時間は「1冊10分」と決める/第2のタイトルをつけてから読む ほか)/2 10分間レコーディング─速く読んでも忘れない「記録のルール」(速く読んでも忘れない「読書ノート」の作り方/いつでも読み返せる仕組み(1)アナログ化読書カードにして持ち運ぶ ほか)/3 ノマドリーディング─いつでも、どこでも、読書しやすい環境を手に入れる(通勤電車やお風呂でも、サムシングで快適リーディング/iPhone+Bluetooth(ワイヤレス)キーボードで「どこでもノート」に大変身 ほか)/4 ワンランク上を目指すReading3.0─学んだことを、発信する「知的生産のルール」(チームリーディングを取り入れる/勉強会&読書会を活用する ほか)

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