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2011年3月31日 (木)

スディール・ヴェンカテッシュさんの『ヤバい社会学』を読んでみた

スディール・ヴェンカテッシュさんの『ヤバい社会学
一日だけのギャング・リーダー』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、怖いもの知らずの社会学者ヴェンカテッシュ

とギャング・リーダーのJTの間の不思議な友情を描いた

アメリカ最悪のゲットーであるシカゴのロバート・テイラー・

ホームズでの奇妙な物語である。

私はこれが社会学であるかどうかを知らないが、

対象を直に観察したり、対象の人たちと一緒に暮らし

たりして調査を行うエスノグラファー(民俗誌学者)として

地下経済に乗り込んでいく人がいるなんて驚きだ。

また、著者がギャング・リーダーやヤクの売人、ヤク中、

ホームレス、売春婦、警官たちと知り合い、麻薬の蔓延

や相次ぐ発砲・暴力事件の中、警察も救急車も来ない

ようなスラム街で、ギャングと住民が複雑に絡み合って

共生している世界をまるごと伝えようとしているのにも

驚くとともに興味が尽きない。

実際には、危険がいっぱいで、近づくこともできない

ような世界なのだろうけど、本で読む限りにおいては

この物語が終わってしまうことが残念に思える。

『ヤバい経済学』で取上げられていた部分だけではなく、

他のどの部分をとっても、ほんとに1冊まるごと楽しめる。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 貧しい黒人なのってどんな感じ?/第2章 フェデラル・ストリート、はじめの一歩/第3章 誰かがぼくを見守ってる/第4章 一日だけのギャング・リーダー/第5章 ベイリーさんのご近所/第6章 シノギする人される人/第7章 ブラック&ブルー/第8章 いっしょにいようよギャング

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2011年3月30日 (水)

鹿田尚樹さんの『10分間リーディング』を読んでみた

鹿田さんの『10分間リーディング
速読しないで1冊読める!』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、速読をしないでも1冊の本を10分間で

読んでしまおうという画期的な本である。

もちろん最初から最後まで全ての文字を読んで

10分間でということは無理があるので、

どのような工夫をして、本から情報を取り出すか

ということに焦点を絞っている。

その際に大切なことは、読むだけでなく書くこと。

「書かなければ、読む意味がない」とまで書かれている。

「書を読む」読書から、「読んで書く」読書に、そして

「書いたものを共有する」読書へと進化させること。

10分間リーディングの要点は次のとおり。

①10分間で本を読む
②読んだらすぐに記録する
③スキマ時間で記録を見返す
④読んだことを誰かに伝える

では、どうやったら10分で本が読めるようになるか

というと、要点は次のとおり。

①読む時間は10分と最初に決めてしまう
②目的を決めるため読む前に「第2のタイトル」をつける
③人名(固有名詞)、数字、造語(新語)の3つのワードを
 拾うように読む(すべて読まなくていい)
④この本から得ることは1つと決める
⑤読むのは朝起きてすぐ
⑥スキマ時間には読書しない(記録の読み返しをする)
⑦目次はじっくりと読む
⑧「はじめに」は買う前に読んでおく
⑨「誰かに伝える」つもりで読む
⑩同じジャンルの本を10日連続で読む
⑪マーカー、付箋は使わない

また、ブログで本の紹介をするなら売れるときの

特徴は次の2つだそうだ。

①高い本ほど良く売れる(2500円が目処)
②誰よりも早く本を紹介すると売れる

予算の関係上、私には少し難しいが、参考にしたい。

また、実際に10分で読むことはできそうにないが、

少しでもそれに近づけるように努力していきたい。

とにかくいろいろ参考になることが多く、良書である。

【参考文献】
『五感刺激のブランド戦略』 マーチン・リンストローム ダイヤモンド社
『プロパガンダ』 アンソニー・プラトカニス他 誠信書房
『アメリカCEOのベストビジネス書100』 ジャック・コヴァート他 講談社
『ザ・コピーライティング』 ジョン・ケープルズ ダイヤモンド社
『わが息子よ、君はどう生きるか』 フィリップ・チェスターフィールド 三笠書房
『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』 キングスレイ・ウォード 新潮社
『私はどうして販売外交に成功したか』 フランク・ベドガー ダイヤモンド社
『ブランド人になれ!』 トム・ピーターズ 阪急コミュニケーションズ
『一生モノの人脈力』 キース・フェラッジ他 武田ランダムハウスジャパン
『プレイングマネジャーの教科書』 田島弓子 ダイヤモンド社
『NYPD №1ネゴシエーター最強の交渉術』 ドミニク・J・ミシーノ他 フォレスト出版
『FBIアカデミーで教える心理交渉術』 ハーブ・コーエン 日本経済新聞出版社

【目次】(「BOOK」データベースより)
はじめに どうして、そんなに速く読むことができるのか?/1 10分間リーディング─速読せずに速く読める「本の読み方」(読む時間は「1冊10分」と決める/第2のタイトルをつけてから読む ほか)/2 10分間レコーディング─速く読んでも忘れない「記録のルール」(速く読んでも忘れない「読書ノート」の作り方/いつでも読み返せる仕組み(1)アナログ化読書カードにして持ち運ぶ ほか)/3 ノマドリーディング─いつでも、どこでも、読書しやすい環境を手に入れる(通勤電車やお風呂でも、サムシングで快適リーディング/iPhone+Bluetooth(ワイヤレス)キーボードで「どこでもノート」に大変身 ほか)/4 ワンランク上を目指すReading3.0─学んだことを、発信する「知的生産のルール」(チームリーディングを取り入れる/勉強会&読書会を活用する ほか)

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2011年3月29日 (火)

小倉昌男さんの『経営はロマンだ!』を読んでみた

小倉さんの『経営はロマンだ!』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、平成14年に日本経済新聞紙上に

「私の履歴書」として連載されたものを1冊に

まとめたものである。

もともと好感を持っていたクロネコヤマトの

社長の自叙伝だったので、面白く読めた。

テニスに熱中しながらも東大に入学し、

闘病生活も経験するなど、私が知らなかった

小倉さんの姿が描かれていて興味深い。

そして、何と言っても一番の読みどころは

筋の通らないことは許さないという性格から

宅配便の免許をめぐって官僚と対決するところ。

当時の運輸相を相手取り、東京地裁に

「不作為の違法確認の訴え」を起こすに至って、

官僚と戦う男のイメージが定着する。

免許問題や信書問題はあまりにも有名だが、

ここのところは本音が書かれている。

また、政治家との付き合いがあったにもかかわらず

自分が政治家の力を借りれば、免許の交付に

反対している業者も別の政治家に口利きを依頼

するに違いないから、そうなっては先生同士は

足して2で割る妥協をすると考え、自分の要望を

完全に通すため、あえて政治家の力を借りなかった

という姿勢は、小倉さんらしい。

さらに、福祉の現場に経営的視点を導入することに

尽力し、ヤマト福祉財団を作ってパン屋を開いたり

する話は、名経営者の晩年としてはありがちだが

実際にやって見せるあたりは、さすがである。

この本の巻末の関連略年譜では、2002年の10月

までで終わっているが、残念ながら小倉さんは

その後2005年の6月に80歳で亡くなっている。

郵政省に友人がいたこともあり、宅配便事業にも

関心があったことから、小倉さんの訃報には

その当時かなりのショックを受けたことを今でも

覚えている。

ヤマト運輸の経営からはすでに引いていたが

郵政民営化の過程で、小倉さんなりの提言は

必ずなされると思っていただけに残念であった。

政治家を使わず、最後まで官僚と戦った男が

現在の郵政民営化の形を見たら何と言っただろう。

【目次】(「BOOK」データベースより)
生い立ち/はにかみ屋だった子供時代/素晴らしきジェントルマン教育/寮生活で青春を謳歌/東大入学と戦争/テニスコートと恋/闘病の日々/駆け出し会社員時代/経営者の心構えを学ぶ/じりじりと業績が悪化〔ほか〕

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2011年3月28日 (月)

タラ・ハントさんの『ツイッターノミクス』を読んでみた

タラ・ハントさんの『ツイッターノミクス』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、ツイッターの解説本などではない。

もしそう思って手に取らないでいるのであれば

私と同様に、とても残念な間違いである。

この本は、Web2.0で花開いた数々のツールについて

アメリカの豊富な事例をもとに著者自らの体験から

書き起こした新しいビジネスの到来を告げる本である。

まず、著者によるWeb2.0の定義は次のとおり。

『ネットワークを通じて大勢の人の力が結びつく
マス・コラボレーションの世界』

そして、この世界で成功するには、ソーシャル・

キャピタリストになることが大切である。

また、このソーシャル・キャピタルという固い言葉の

別名として「ウッフィー」という言葉が使われている。

言い換えると、ソーシャル・キャピタリストとは、

大勢の人と信頼関係でつながり、コミュニティを形成し、

ウッフィーを増やす人を意味する。

そして、ウッフィーを増やす5つの原則は次のとおり。

①大声でわめかない。
 人の輪を広げて、親密度を高める。
②コミュニティの一員になる。
 自己組織的な運動を設計する。
③わくわくするような体験を創造する。
 真の革命を起こせるのは理想である。
④混乱もよしとする。
 一貫性をもって、しかし臨機応変に、行動は控えめに。
⑤高い目標を見つける。
 目標は高く設定する。

また、1人の顧客を喜ばせたら、もう1人をがっかりさせ

かねないようなときに、できるだけ多くの顧客に満足して

もらうためのアドバイスは次のとおり。

①製品やサービスは、できるだけ幅広い層を対象に
 設計する。
②コメントには必ず返事をする。否定的な返事でもよい。
③批判を個人攻撃と受け止めない。相手は、わざわざ
 時間を割いて改善すべき点を指摘してくれたのである。
④有益な指摘やアイデアには公に感謝する。本人に
 とってはうれしく、他のメンバーにとっては励みになる。
⑤新機能や変更は必ず事前に知らせ、フィードバックを
 求める。
⑥フィードバックを生かしてこまめに改善する。それに
 よって、つねに顧客の声を聞く姿勢が伝わる。
⑦フィードバックを待つのではなく、こちらから探しに
 行く。コメントやメールが来なくても、顧客は100%
 満足しているわけではない。
⑧どんなに愛されている会社や製品でも、あら探しを
 する人は必ずいると覚悟する。

これ以外にもとても数多くの示唆に富む記述があり

後半のアメリカの事例と思われる箇所が馴染めない

以外は、ソーシャル・メディアに興味のある全ての人に

ぜひ一度読んでもらいたい良書である。

【参考文献】
『徳の起源 他人をおもいやる遺伝子』 マット・リドレー 翔泳社
『マジック・キングダムで落ちぶれて』 コリイ・ドクトロウ ハヤカワ文庫

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 ウッフィーって何?/第2章 Twitterはテレビ広告よりも時には効く/第3章 デルは、商品に対する不満も公開した/第4章 ウェブ上で顧客を増やす八つの秘訣/第5章 ただ一人の顧客を想定する/第6章 ウェブ2・0、各種メディアをいかにつかいこなすか/第7章 ウォルマートの失敗に学ぶ/第8章 アップルはなぜ人をわくわくさせるのか/第9章 無秩序をあえて歓迎する/第10章 社会貢献そのものを事業目的にする/第11章 ツイッターノミクスのルール

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2011年3月27日 (日)

マッテオ・モッテルリーニさんの『世界は感情で動く』を読んでみた

モッテルリーニさんの『世界は感情で動く』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、サブタイトルに「行動経済学からみる脳の

トラップ」とあるように、いかに人間は間違った判断を

繰り返してしまうのかということを学ばせてくれる。

そして、前作の『経済は感情で動く』と同様に

いくつもの問いに答える形で行動経済学について

学ばせてくれるスタイルはそのままに、

コラムによる用語解説や紹介されるエピソードは

前作よりも充実している気がする。

たとえば、「ヒューリスティクス」の解説の一部は

『人が意思決定をしたり、判断を下したりするときに、
厳密な論理で一歩一歩答えに迫るアルゴリズムとは
別に、「直感」ですばやく結論を出す方法をいう。
アルキメデスが「アルキメデスの原理」を発見したとき
に「ヘウレーカ(EYPHKA)」と叫んだことに語源がある
とされる。』

また、「フレーミング効果」の解説の一部は

『絵の額縁を「フレーム」というが、フレームが立派だと
その絵の価値も高いと思ってしまうように、人がある
選択をするとき、その絶対的評価ではなく、自分の
基準に当てはめて別の判断をしてしまう可能性が
あることをいう。』

など、分かりやすく知識を補充してくれる。

今回、最も印象に残ったエピソードは次のもの。

『近世ヨーロッパで、魔女として訴えられた女性の罪を
確定するための「間違いない」方法は、冷水につける
というものだった。女性は手足をまとめてロープで
縛られる。それから川や沼や運河の水に沈められる。
もし助かれば「有罪」の証拠となる。悪魔が愛弟子を
救ったからには、魔女にちがいないからである。
その反対に水底に沈んでしまえば、「無罪」が証明され
たということだ。
 「冷水の審判」をひとことで言えば、「表が出たら私の
勝ち、裏が出たらあなたの負け」(どちらにしろ、裁く側
の勝利)ということになる。こんな賭けを誰がする気に
なれようか。知っていてする人など一人もいない。
しかし日々の暮らしとなると、事情はこれとは違うようで
ある。』

人が合理的な判断が出来なくなる場面というのは

実に多く存在するのであり、経済的に合理的な判断を

全ての人が行うことを前提にしている従来の経済学は

やはりどこか間違った人間観の上に構築されていると

言わざるをえないのではないだろうか。

行動経済学については、すでにいくつか読んできている

ので、ほかの本にも載っていたような類似のものもあるが

「集団のなかでの困った判断」については特に面白い。

今回も、とても参考になる良書であり、行動経済学に

興味のある人には絶対にはずせない1冊である。

【目次】(「BOOK」データベースより)
1 まずは心の準備体操(予言どおりに銀行は倒産した-予言の自己成就/つらい検査が快適になる方法-ピーク・エンドの法則 ほか)/2 あまりに人間的な脳(表が出たら私の勝ち、裏が出たらあなたの負け-基準値の誤り/「ホットハンド」の持ち主を探せ!-大数の法則 ほか)/3 集団のなかでの困った判断(他人には辛く、自分には甘い-帰属のエラー/うぬぼれ屋の言い訳-自己奉仕的バイアス ほか)/4 いざ、決断のとき(ダイエットは明日からはじめよう-プランニングの誤り/リターンを考えすぎる人、リスクを考えすぎる人-欲深と尻すぼみ ほか)

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2011年3月26日 (土)

和田裕美さんの『人づきあいのレッスン』を読んでみた

和田さんの『人づきあいのレッスン
自分と相手を受け入れる方法』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、人づきあいのレッスンとして言葉と行動の

レッスン編と心の持ち方のレッスン編の2編で構成

されているが、さらっと読める読みやすい本である。

内容は、和田さんらしいものだと思うが、女性からの

目線で書かれていることは明らかで、しかもある程度

の外見の良さがあってこその方法も多く含まれている。

普通の女性が自己啓発本として読むにはどうだろう。

1つ1つの言葉が、とても分かりやすいのは和田さん

らしさなのでとても良いと思う。

しかし、自分を完璧な人間ではなく学んでいる途中の

人間だとし、ある程度の欠点は仕方ないと笑ってしまう

姿は、男性サラリーマンには真似ができない。

この不況の中、入社してくる若者の多くは、とにかく

失敗を恐れる傾向が強く、仕方がないとは笑えない。

それは、リストラ候補の35歳過ぎの社員も同様だ。

ここら辺ができる営業ウーマンとの感覚の違いだろう。

ただ、簡単な話に上手くメッセージを込めて伝える

のは、相変わらず上手く、とても分かりやすい本だ。

和田さんの考え方を知るという意味では、

とても読みやすくてバランスが取れている。

営業についての本も読んでみたいと思わせる

軽やかな1冊であることは間違いない。

【目次】(「BOOK」データベースより)
言葉と行動のレッスン編(コミュニケーションがうまくいく言葉の使い方/好かれる空気のつくり方/人に好かれる行動の秘訣)/心の持ち方のレッスン編(苦手な人を受け入れる方法/もっとお互いにわかり合う/誰でも幸せの種を持っている)

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2011年3月25日 (金)

和田裕美さんの『息を吸って吐くように目標達成できる本』を読んでみた

和田さんの『息を吸って吐くように
目標達成できる本』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、日本ブリタニカ時代に圧倒的な営業力で

世界142カ国中2位の成績を収めた営業ウーマンの

和田さんの読むと元気が出る自己啓発本です。

実はこれまで和田さんの存在は知っていましたが、

その本を手に取ることはありませんでした。

理由は、自分が営業マンでないこと、見た目が綺麗な

女性の方法論が一般の人に適用できると思えなかった

こと、そして年齢不詳などプロフィールに信頼がおけな

かったことなど、色々あります。

けれど、今回このブログを続けるにあたって、普段なら

読むことがないような自己啓発本を読んでみようと

思っていたので、思い切って手を伸ばしてみました。

本の内容としては、目標達成法のポイントが、具体的に

5つのカテゴリーに分類できるように書かれています。

1.自分を変革させるパワー
2.モチベーションを維持するパワー
3.障害を乗り越えるパワー
4.人のつながりを大事にするパワー
5.未来を信じて進むパワー

これらの分類は章立てにまとめられているわけではなく

1年間52週分の言葉が無理なく自然に目標達成できる

ような順番で並べられていて、巻末の索引でのみ、

どの言葉がどのパワーについての説明なのかが分かる

仕組みになっている。

1つ1つの言葉は、とてもオーソドックスなものから

和田さんらしいものまで、まちまちな印象を受けるが、

1冊通して読んでみると元気が出るようになっている。

ここら辺ができる営業ウーマンらしいところだ。

簡単な話に上手くメッセージを込めて伝える。

とても分かりやすくてよい本だと思います。

最も印象に残ったところは、プラス思考とは違う

陽転思考の絶妙な緩さ加減。

『落ち込んでもいい。泣いてもいい。先々の不安を
思ってもいい。けれどそのまま長い時間(1日以上)
ぐずぐず悩んだりしないで、できるだけ早く切り替え
ればいいという考え方』

私も、人は落ち込むからこそ回復できるのだと思う。

プラス思考ができる人はそれでもいいが、どうしても

そうはいかない人は、プラス思考になれないことで

自分を責めるのではなく、もっと緩く考えてみると

実は上手くいくのかもしれないと、成功している人の

言葉を読んでそう思った。

【目次】(「BOOK」データベースより)
仕事に熱中する期間をつくる/まずは「やってみます」/人の意見にまどわされない/いい結果が出ることを当然と思う/仕事は「成長ステージ」/できそうもない目標に向かってみる/問題には笑顔で向かう/変化を取りにいく/ライバルをつくる/お給料以上の仕事をする〔ほか〕

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2011年3月23日 (水)

モーティマー・J・アドラーさんの『本を読む本』を読んでみた

モーティマー・J・アドラー/
チャールズ・ヴァン・ドーレンさんの
『本を読む本』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、1940年米国で刊行されて以来、

世界各国で翻訳され、読書法の基本として

多くの人に読みつがれてきた良書である。

まず、読書の目的を知識のための読書と

理解のための読書に分けて考えるところから

始めている。

また、読書のレベルを初級読書・点検読書・

分析読書・シントピカル読書(比較読書法)の

4つに分類して、各章でそれぞれの読書法の

心構えと方法を詳細に語っている。

特に分析読書の規則は明快である。

①いま読んでいるのがどんな種類の本かを、
 できれば読み始める前に知るほうが良い
②本全体の統一を2、3行か、せいぜい
 数行の文にあらわしてみる
③本の主な部分を述べ、それらの部分が
 どのように順序よく統一性をもって
 配列されて全体を構成しているかを示す
④著者の問題としている点は何であるかを知る
⑤重要な単語を見つけて意味をつかみ、
 著者と折り合いをつける
⑥著者の命題を知り、その命題をたてるに
 いたった理由を理解する
⑦重要な論証を述べているパラグラフを見つける
⑧著者の解決がなんであるかを検討する

この分析読書ができることが、まず最初に目指す

積極的な読書家の目標となるだろう。

そして最終的な目標としてシントピカル読書

(比較読書法)ができるようになれば、とりあえず

本を読むことができていると言えるだろう。

私も最近の多読が身になるように、これからは

もっと分析的に読むようにしていきたい。

速読法などとは違った本の読み方として

必ず1度は押さえておきたい本である。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1部 読書の意味(読書技術と積極性/読書のレベル ほか)/第2部 分析読書(本を分類する/本を透視する ほか)/第3部 文学の読みかた(小説、戯曲、詩の読みかた)/第4部 読書の最終目標(シントピカル読書/読書と精神の成長)

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2011年3月22日 (火)

チャールズ・R・モリスさんの『世界経済の三賢人』を読んでみた

チャールズ・R・モリスさんの『世界経済の三賢人
バフェット、ソロス、ボルカー』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、金融の大混乱を予想し、資産バブルに

警告を発していた3人の男を描いている。

その3人とは、バフェット、ソロス、ボルカーである。

私は正直なところこの3人が世界経済の三賢人で

あるかどうか判断する材料を持ち合わせていない。

ただ、ウォール街の金融機関経営者や政府の要人

たちが名声を大きく落とす中、彼ら3人の叡智と

先見性が世界の注目を集めたことは確かである。

そして、3人が辿ってきた経歴は大きく異なり、

特にバフェットとソロスについては、その投資手法や

投資対象について大きな違いがあるにもかかわらず、

なぜ同じように未来を見通すことができたのかと

いうことはとても興味深いテーマである。

また、元FRB議長のボルカーについては、ほとんど私に

知識がなかったので、興味をもって読むことができた。

ただ、バフェットとソロスについては知っていることが多く

コンパクトにまとめられてはいるが少し物足りなかった。

個人的には三賢人の中の一人に元FRB議長を入れるなら

グリーンスパンを入れたいところだが、それは無理か。

やっぱり人の評価というのは、難しいものだ。

この本の特徴は、アメリカの金融市場について1つの

見方を提供してくれる、とてもよくまとまった参考書と

いった感じです。

【目次】(「BOOK」データベースより)
はじめに/ソロス/バフェット/ボルカー/経済学、市場、現実

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2011年3月21日 (月)

橘玲さんの『残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法』を読んでみた

橘さんの『残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法』を読んでみた

 (5つが最高)

この本の結論は、「伽藍を捨ててバザールへ向かえ」

「恐竜の尻尾の中に頭を見つけろ」ということ。

つまりは、会社のような閉鎖空間を出てグローバル

市場に行き、ロングテールのような、細分化された

ニッチを見つけて、そこでわずかばかりの比較優位を

頼りに生き延びることが、この残酷な世界の中で

取り得る唯一の戦略だということだ。

しかし、この結論には、はっきり言って賛成できない。

正直なところ、橘さんの想定している残酷な世界が

あまりにものんびりとした平和な世界で、

本当の現実をとらえ切れていないからだ。

ただ、私を含めて、この本を読めるくらいに余裕のある

人たちには、この本の内容には満足してしまう。

問題なのは、この本を読むことさえできないような

本当に残酷な世界で生き延びることができなくなった

人たちをどうするかということである。

その人たちにはそもそも比較優位もなければ、

ニッチを見つける能力も戦略も何もない。

けれど、そのことをこの本に対する批判とすることは

妥当性を欠くこともまた事実である。

この本は、残酷な世界で生き延びる方法が

最後のたったひとつになってしまった人に向けて

書かれているのではないことは明らかだ。

私はこの本を読むことにより視野を開かれ

考え方を柔軟にすることができたし、

私にとっての生き延びる方法を考える契機を得た。

また、橘さんの自己啓発書への違和感という

問題提起にまっすぐ向き合う姿勢は好感が持てる。

そして、数多くの書籍の中から、この世界への

違和感に対して理解の糸口を見出そうという点も

とても参考になった。

広範な知識を集めることが、どこか自己啓発に

似ているとしても、出された結論に賛成できない

としても、この本から得たものは大きかった。

真剣に自己啓発に取り組んでいる人にこそ

読んでもらいたい良書である。

【参考文献】
スティーブン・ピンカー 『人間の本性を考える』
安藤寿康 『心はどのように遺伝するか』
リチャード・ドーキンス 『利己的遺伝子』
ハワード・ガードナー 『MI:個性を生かす多重知能の理論』
ロバート・ライシュ 『ザ・ワーク・オブ・ネーションズ』
デル・カーネギー 『道は開ける』 『人を動かす』
ナポレオン・ヒル 『思考は現実化する』
山岸俊男 『信頼の構造』
ダニエル・ピンク 『フリーエージェント社会の到来』
ロバート・チャルディーニ 『影響力の武器』
小池和男 『日本産業社会の「神話」』
ジョン・カートライト 『進化心理学入門』

【目次】(「BOOK」データベースより)
序章 「やってもできない」ひとのための成功哲学/第1章 能力は向上するか?/第2章 自分は変えられるか?/第3章 他人を支配できるか?/第4章 幸福になれるか?/終章 恐竜の尻尾のなかに頭を探せ!

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2011年3月20日 (日)

岩瀬大輔さんの『超凡思考』を読んでみた

岩瀬大輔/伊藤真さんの『超凡思考』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、「当たり前」のことを愚直にやり抜くと、

平凡は非凡に変わるというコンセプトのもと、

岩瀬さんと伊藤さんの師弟コンビが超凡への思考を

それぞれ語るスタイルとなっている。

そのため特別なテクニックなどは出てこない。

できる人であれば誰でもやっているようなことを

それぞれの視点で解説しているにすぎない。

しかし、そこにこそこのふたりならではの思考が

本当は隠されているのだろう。

岩瀬さんの「目標設定」と「情報整理」、伊藤さんの

「時間術」と「伝える力」は、語られていることの

斬新さや難易度ではなく、実践し継続することの

大切さを感じ取れるかが全てである。

そして、誰もがふたりのような活躍はできないとしても

その持っている能力を発揮することができれば

この本を読む価値は充分にあるといえる。

「超凡」という言葉に期待しすぎることなく、

ひるむことなく、気軽に読み進むのが

普通の自己啓発本とは一味違った

この本の正しい読み方なのだろう。

本を出版しておいて、その中で「人に語れる情報に

価値はない」と断言できるあたりは、超凡なのかも

しれないが、私にとっては読む価値があった。

テクニックやノウハウ集を期待している方には

あまりオススメはできないが、物事の考え方を

基本から身に付けたい方には役立つ1冊。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 岩瀬式目標設定(他人と比較しない。小さな勝利をペースメーカーに、達成感を覚える。/欠点は恥ずかしくない。弱みは、フォローすれば強みに変わる。自分の弱点を直視しよう。 ほか)/第2章 伊藤式時間術(任せられるところは任せる。自分にしかできないことにすべての力を注ぐ。/全体像を掴んで自分のポジションを知る。もっとも大切なことに時間を割り当てる。 ほか)/第3章 岩瀬式情報整理(情報は集めない。目的に沿っていかに情報を組み立てられるか。/手の内は明かす。人に語れる情報に価値はない。勝負は別でする。 ほか)/第4章 伊藤式伝える力(何を伝えたいのか。強い意識があってこそ、技術が生きる。/ロゴスとパトスのバランス。役割を演じ分けると思いが伝わる。 ほか)/まとめ 岩瀬×伊藤(対談)

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2011年3月19日 (土)

竹内一正さんの『スティーブ・ジョブズ神の交渉力』を読んでみた

竹内さんの『スティーブ・ジョブズ神の交渉力
この「やり口」には逆らえない!』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、交渉力を身に付ける参考書ではない。

スティーブ・ジョブズの交渉力を楽しむ本である。

中でも最も印象に残ったのは、あるコンピュータ

会社から大型コンピュータを借りていた際に

先方の作業ミスでプログラムが消えてしまい

バックアップしたデータを磁気テープから

ダウンロードする必要があったのだが、

料金を滞納していたためこれを拒否されてしまう。

このときジョブズは相手に「アップルまで取りに

来てくれれば、たまった料金を支払うよ」と言って

相手をだまし、会社を出る前に磁気テープを

セットさせ、相手がアップルまで来ているスキに

別の人間にデータをダウンロードさせて盗み出す

ことに成功する荒技をやってのける。

しかも、お金を取りに来た相手会社の社長に

「仕事を台なしにしたコンピュータに金なんか払えない

お前なんか地獄に落ちればいい」とののしってまでいる。

ここまでくると、もはや交渉術とは言えないような気さえ

するが、これがジョブズのやり方の1つらしい。

ほかにも様々な面白いエピソードが紹介されており

今までスティーブ・ジョブズについて読んだことが

なかった私には、とても興味深い1冊だった。

やはり、成功している人の話は元気が出て面白い。

これからも色々な分野で成功している人の本を

読んでみたいと思わせる良い本でした。

アップルやスティーブ・ジョブズについて、あまり

知らない人に特にオススメです。

【目次】
1章 「言い方」は「言い分」より交渉を支配する
2章 弱い味方は潜在的な敵方である
3章 妥当な案より「不当な案」で交渉を動かせ
4章 最善の説得術は棍棒でたたくことだ
5章 楽観は考えなしだが、悲観は能なしだ
6章 失敗と思わなければ決定的失敗ではない
7章 「待ち」は価値の重要な一部をなす

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2011年3月18日 (金)

真壁昭夫さんの『行動経済学入門』を読んでみた

真壁さんの『行動経済学入門
基礎から応用までまるわかり』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、行動経済学の入門書として

大きく2つの目的を掲げている。

1つは、行動経済学や神経経済学などの

新しい理論の誕生に至るまでの潮流と

現在どのような位置にあるのかを平易に

説明することである。

もう1つは、行動経済学や行動ファイナンス

理論の個々の要素について、日常生活の

役に立つような基礎的な内容から、

実際の実務の場面での応用まで、

整理して分かりやすく伝えることである。

実際、説明は分かりやすく、とっつきやすい。

不合理な人間心理を読みとく「行動経済学」から、

脳機能に注目し不合理な心を解き明かそうとする

新しい経済学である「神経経済学」までを掲載する。

そして、「プロスペクト理論」から「ヒューリスティック」や

「フレーミング効果」まで、詳しい解説はまさに

行動経済学の便利な入門書となっている。

また、行動経済学の「面白さ」を充分に伝えつつ、

行動経済学の重要項目を網羅していて

断片的な知識を整理するのにも最適な1冊である。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 「心」と出会った経済学-行動経済学は何を変えたのか?(経済学は、「どこで」現実に気がついたのか?/行動経済学で「何が」できるのか? ほか)/第2章 なぜ合理的に決められないのか?-損失を恐れてダマされる心(「プロスペクト理論」-人間の「価値」の測り方を理論化する/認知的不協和-「明らかにおかしな選択肢」はなぜ選ばれるのか? ほか)/第3章 直感はどこまで当てになるのか?-何度も同じワナにハマる心(ヒューリスティック-勘を信用しすぎる人間たち/初頭効果と代表性バイアス-情報の受け取り方ですべてが変わる ほか)/第4章 行動経済学はどこまで応用できるのか?-市場分析から政策提言まで(市場のダイナミクスを行動経済学で解く!/ケースで学ぶ、行動ファイナンスとその応用 ほか)

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2011年3月17日 (木)

小宮一慶さんの『「1秒!」で財務諸表を読む方法』【企業分析編】を読んでみた

小宮さんの『「1秒!」で財務諸表を読む方法』【企業分析編】を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、『「1秒!」で財務諸表を読む方法』シリーズの

第3弾にあたり、企業分析を中心にこれまでの復習も

兼ねているという優れものである。

1秒で財務諸表を読むには、流動負債と流動資産を見る

というのが、『「1秒!」で財務諸表を読む方法』では

説明されていたが、今回は実際に財務諸表を読む上で

必要となる知識を1部上場企業を例に挙げて分析する

ことにより詳しく解説してくれている。

また、ビジネスで数字を扱う人だけでなく、株式投資を

している人も、これを読んでおくと勘所が押さえられる

というのは前作同様である。

そして、興味ある企業例がたくさん出てくるので

それらの企業の特長を加味しながら財務諸表を

分析することにより、どこを見なければならないか

という注目点が身につくような構成になっている。

取上げられている企業は、トヨタ、JAL、三菱商事、

三井物産、ライオン、花王、ユニチャーム、新日鉄、

高島屋、エルピーダメモリなど多数。

また、第5章の「各業界に独特の財務諸表のクセを

理解する」では、電鉄業界、ドラッグストア、調剤業界、

旅行業界、銀行、百貨店、アパレル業界、化学繊維

会社が分析の対象になっている。

このシリーズはハズレがなく、良書ぞろいである。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1部 財務諸表から企業の実態を読み解く(企業は世界同時不況をどう脱したか─損益計算書から読み解く/未曾有の危機に企業はどう対応したか─貸借対照表の安全性指標から見る/「資金の流れ」から企業業績を分析する─キャッシュフロー計算書を読む)/第2部 企業の危機は、財務諸表のどこに現れるのか(JAL破綻に見る財務諸表の劣化─貸借対照表、損益計算書はどう変わったか)/第3部 財務諸表から各社の企業戦略を分析する(各業界に独特の財務諸表のクセを理解する)

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2011年3月16日 (水)

小宮一慶さんの『5年後の大市場』を読んでみた

小宮さんの『5年後の大市場』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、小宮さんでも5年後の経済の状況を予想する

のは難しいということを教えてくれる。

この本の発売が2005年の2月なので、それから現在

までに、5年以上の月日が流れている。

いつも、とても分かりやすい形で自身の分析を披露して

くれる小宮さんだが、この本の中では2006年前後には

デフレがインフレに転換するという予測を立てていた。

しかも、この本の中にも多くのデフレ要因が指摘されて

いるにもかかわらず、それでもなおインフレ予測だった。

ここには、逆に考えると小宮さんなりの経済観が

如実に現れているようにも思う。

そんなことを楽しむのもまた、古い本の良さだろうか。

ちなみに、小宮さんのこの時点での有望市場として

有力視していたものを挙げると次のとおり。

①ハイテク(中途半端なところにも市場がある)
②高齢者(公的ビジネスにはリスクも)
③少子化(子供に教育だけは受けさせたい)
④個人向け物流(ネットや通販が大人気)
⑤環境関連、健康関連(エネルギー関連、トクホ)
⑥安全(セキュリティービジネス)
⑦家庭娯楽(ホームシアターやビデオゲーム)
⑧癒し(ペット、観葉植物、アロマ)

今現在から、さらに5年後を予測すると小宮さんは

いったいどのような市場を有望だと考えるだろうか。

そんなことを考えながら読むと、なおいっそう楽しめる。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 「二〇〇六年金融ショック」がやってくる/第2章 すべては「供給過剰」が引き金となる/第3章 「少子・高齢化市場」の本格到来/第4章 資産戦略への警鐘/第5章 そして二極分化が劇的に進む/第6章 「5年後の大市場」を創り出せ!

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2011年3月15日 (火)

陰山英男さんの『「陰山学級」学力向上物語』を読んでみた

陰山さんの『「陰山学級」学力向上物語
山口小学校で私が教えたこと、学んだこと』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、「百ます計算」でおなじみの陰山さんが

兵庫県朝来郡朝来町立山口小学校の14年間に

取り組んだ様々なことを未公開話とともに綴っている。

まず、山口小学校の取り組みをざっと挙げると、

最初に取り組んだのは体力づくり。

次が読み書き計算重視ということで、「百ます計算」

と「音読」の繰り返し。

スパルタ式だったため当初は順調だったが

3、4年目になると宿題を出しすぎるとか、

子供に対する叱り方がきついといった批判もでてくる。

そこでアンケートを実施し、その結果を説明すると

ともに医学博士などの専門家を招いて父母への

協力を呼びかける学習会を行う。

また、校則を見直し、家庭との責任分担をはっきりし、

学校と家庭がそれぞれの自覚を持つようにする。

さらに、具体的な指導方法としては、親子・兄弟の

計算力競争や算数の文章題の手作りプリント、

音読から暗唱へ、物語の読み聞かせ、日記を書かせる、

漢字練習の反復など、今では陰山メソッドとして知られ

ている数々の方法が紹介されている。

どちらかというと、教師の方が読んで参考にする本で

あるような感じだが、家庭での取り組みにも充分に

参考になるはずである。

なお、内容は、2002年に発売された『子供は無限に

伸びる』に大幅加筆したものである。

【目次】(「BOOK」データベースより)
序章 基礎学力がない子供たち/第1章 「でもしか」教師からスタートした私の教育人生/第2章 山口小学校での取り組み/第3章 私たちの指導法・実践編/第4章 子供たちが変わった/第5章 「詰め込み教育」という批判を超えて/第6章 教育者としての喜び/第7章 山口小学校の実践を支えてくれた人たち/第8章 転機、そして新たな決断/第9章 陰山学級「最後の授業」

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2011年3月14日 (月)

岩本能史(イワモトノブミ)さんの『非常識マラソンメソッド』を読んでみた

岩本さんの『非常識マラソンメソッド
ヘビースモーカーの元キャバ嬢が
たった9カ月で3時間13分!』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、ランニングチームの代表として、数々の市民

ランナーを指導している岩本さんの非常識なマラソン本。

しかし、実際に読んでみると今まで読んだことがある

ものと違っていることはあるが、試してみて間違いだと

断言できるものはまだ今のところない。

著者が実際の経験をもとに「最小のトレーニングで

最大限の効果を」という考えで指導してきた方法だと

いうことが文章の随所で感じられる。

非常識とされているメソッドは次のとおり。

①初心者こそある程度ソールの薄いシューズを履くべき
 (厚底シューズは安定性が低い)
②かかと着地は間違い
 (衝撃を吸収するクッションが足裏のアーチである)
③腹筋を鍛える必要なし
 (肩のローリングを利用する走法では腹筋に頼らない)
④LSDを無理に行う必要はない
 (初心者やブランク後にケガをしない土台つくりのみ)
⑤マラソンはゴールの5時間前に食べる
 (スタートの3時間前でいいのは、2時間半を切る人)
⑥肘を横に振ってリズムをつくる
 (脇を締めずに横に引くほうが自然)
⑦ウォーキングの延長線上にランニングはない
 (体重が重い人も短い距離で、体重を落とす)

①については、まだ試していないが靴の重量が軽くなる

ことからも合理的なように思う。

②については、厚底シューズだとかかと着地になり

やすいので、薄底でアーチを活かすというのは魅力的。

③と⑥は、腹筋を鍛えないので肘を横に開いて

ボディバランスをとっているので、ハードな練習をして

腹筋も鍛える人には脇を締めて走ることもありだと思う。

④と⑦は、まさにそのとおりだと思う。

⑤については、途中で食べながら走る人は対象外。

そのほかのトレーニング方法については、

坂を利用した峠走では、上りで推進力と心肺機能、

下りでフォームと着地筋がバランスよく鍛えられる。

特に下りではかかと着地ではブレーキがかかり辛いので

足裏全体で着地するようになり、ふくらはぎの筋肉で

地面を蹴る悪いフォームも改善されるという。

また、下りでは、平地より大きな着地衝撃が加わるので

レース後半まで衝撃に耐え続ける強い大腿四頭筋が

出来上がる効果もあるということだ。

さらに、峠走はビルドアップ走と組み合わせることで

相乗効果が得られるというので、取り組んでみたい。

サブタイトルの「ヘビースモーカーの元キャバ嬢が

たった9カ月で3時間13分」というのは、あまり気に

しなくてもいいので、マラソンに挑戦しようとする人は

一度読んでみて自分でそれぞれのメソッドを試して

みるといいと思います。

あわないと思えば、小出さんと金さんの本を参考に

すればいいし、DVDならQちゃんのものがあるので、

大切なのはマラソンを走れるようになること。

一人で練習している人には、ぜひ読んでもらいたい

知識が満載の1冊です。

【目次】(「BOOK」データベースより)
序章 ある日、元キャバ嬢がやって来た/第1章 ランニングの通説を鵜呑みにするな/第2章 岩本流「超」効率的ランニングフォーム/第3章 岩本流ビルドアップ走でみるみる速くなる/第4章 「峠走」でランニングの4要素を一気に鍛える/第5章 岩本流フルマラソン3ヵ月プログラム/第6章 自己ベスト必達のレースマネジメント/終章 元キャバ嬢が国際マラソンランナーに

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2011年3月13日 (日)

小宮一慶さんの『ラストチャンス』を読んでみた

小宮さんの『ラストチャンス』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、経営コンサルタントの小宮さんの考えが

とても分かりやすい形で表現されていて会計や

経済学の知識が不足している私のようなものにも

理解しやすいという意味で良い本である。

しかし、内容的には小泉自民党時代の話に始まり

時事的に少し古いので、評価は下げざるをえない。

ただ、選挙後わずか1カ月程度のことだけを争点に

した自民党に、圧倒的な力を与えてしまったことに対し

「いま楽しければそれでいい」という無責任快楽主義

という断定を下すあたりなど秀逸である。

私も郵政民営化だけで選挙をすることに対して

疑問を持っていたが、それでも今後の国の形を変える

ほどの長期的な話だと理解していた。

しかし、実際には郵政民営化は見直しが出来るように

なっており、その後、はっきりしない見直しが行われた。

まさに国民は、これから起こる全てのツケだけを

支払わせられることになった。

政治家も官僚も企業も国家にタカり続ける

腐敗国家となってしまった日本の「復活の日」への

わずかな希望をこの本は描いている。

まず、この国の問題は何かというと、次のとおり。

①財政赤字増大による経済破綻
②少子・高齢社会が招く危険
③経済基盤の激変

小宮さんは財政赤字が危機であると考えているようで

三橋貴明さんの考えとは異なっている。

これについては私はどちらが正しいのか分からない。

ただ、経済を発展させて赤字を解消しようとするなら

危機的水準を超えてしまっているように思う。

インフレによって赤字を解消しようとするなら

まずこのデフレを止めなければならないだけでなく

高すぎるインフレ率にならないような調整の仕組みが

必要であるように思う。

また、日本を取り巻く問題は何かというと、次のとおり。

①米国の「住宅バブル崩壊」のリスク
②巨大な爆弾を抱えて突っ走る中国のリスク
③ほころびが拡大する欧州経済のリスク
④膨大な借金で米国債を買い続ける日本のリスク

①と③がすでに現実のものになってしまっているが

今後②と④が表面化する時期はいつなのか。

立直りの兆しさえ見せない日本経済にとって

今後の大きな不安要因である。

そこで、小宮さんの提言をまとめると次のとおり。

①財政健全化は公務員支出削減から
②「教育」と「少子化対策」に力を入れるべき
③「選ばれた移民」を活用する
④「首相公選制」に踏み切れ
⑤「ポリティカル・アポインティー(政治任用)」の導入
⑥企業は変わることに抵抗のない「社風」を作れ
⑦企業はM&Aにより「時間を買う」メリットを考えろ
⑧外資アレルギーをなくせ
⑨もっとファンドを活用し、事業を活性化せよ
⑩サラリーマンは企業から「自立」せよ

③と⑤については疑問もあるが、それ以外については

好き嫌いにかかわらず、いずれ現実のものとなるのでは

ないだろうか。

最後に、⑩に関する小宮さんの言葉。

『泥臭い言い方だが、そのためには日々の勉強と努力が
必要であることは言うまでもない』

やっぱりラストチャンスを活かすには、それしかない。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 支え切れないステージに突入(財政赤字で経済破綻/少子・高齢社会が招く「本当の危険」 ほか)/第2章 国家に巣食う妖怪たち(既得権益保護と「サッカー観衆型」国民/大衆迎合で既得権益を守ろうとする人たち ほか)/第3章 バランス崩壊直前(米国の「住宅バブル崩壊」が世界経済を大混乱へ/巨大な爆弾を抱えて突っ走る「チャイナ」 ほか)/第4章 さ迷える「財政再建」(「悪い物価上昇」がやってくる/BRICsとEU拡大で在庫があふれている ほか)/第5章 生き残りを賭けた「ラストチャンス」(企業の生き残り戦略―「何になるか」「何になるべきか」/M&A新時代の到来 ほか)

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2011年3月12日 (土)

本田健さんの『普通の人がこうして億万長者になった』を読んでみた

本田さんの『普通の人がこうして億万長者になった
一代で富を築いた人々の人生の知恵』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、2000人以上の億万長者への調査から

その考え方や習慣を探ってみようという内容です。

まず、億万長者の人生に見られる10の特長。

①好きなこと・得意なこと・喜ばれることを
 仕事にすること
②誠実なこと・健康なこと
③運がいいこと
④危機を乗り越える力があること
⑤人に応援されること
⑥メンター(人生の師)がいること
⑦パートナー(配偶者)といい関係を持っていること
⑧子供の教育を独特に考えていること
⑨長期的な視野を持つこと
⑩決断を上手にすること

また、億万長者には6つのタイプがある。

①ビジネスオーナータイプ (27%)
②専門家タイプ (24%)
③会社役員タイプ (24%)
④相続タイプ (18%)
⑤不動産タイプ (2%)
⑥有名人タイプ (1%)

なお、億万長者には、「自然展開型」と「目標達成型」

の相反する2つのスタイルがある。

そして、やっぱり億万長者は節約家なのだ。

しかも、投資に関しては1年から10年以上という

長期投資で複利作用を信頼している。

印象に残ったのは、ある社長の言葉。

『お金と成功は努力すれば手に入るとは限らない。
ただし、努力しなければ手に入れるチャンスはない』

では、チャンス(幸運)を引き寄せるにはどうするか。

①できることは精一杯やり抜く
 幸運の神様は努力に引き寄せられる
②人との縁を大切にする
 幸運の神様は人を通してやってくる
③時流をつかむ
 幸運の神様は時代の流れと一緒にやってくる
④自分が幸運であると知る
 幸運の神様は自分に気づいた人のところにやってくる

この本は、非常に示唆に富む1冊だと思う。

『となりの億万長者』の日本版としてオススメです。

【目次】(「BOOK」データベースより)
日本の億万長者とはこんな人々/自分が大好きで、人に喜ばれることを仕事にする/ミリオネアメンタリティーを身につける/幸運を引き寄せる/危機を乗り越えて進む/周囲から応援される人になる/メンターから学ぶ/パートナーとの信頼関係が富を生む/子供に様々な経験を積ませる/長期的な視野を持つ/信念を持って決断する/幸せな億万長者への道―お金と健康的につきあう

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2011年3月11日 (金)

勝間和代さんの『人生を10倍自由にするインターディペンデントな生き方実践ガイド』を読んでみた

勝間さんの『人生を10倍自由にするインターディペンデントな
生き方実践ガイド「自立」から「相互依存」へ』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、勝間さんの原点である『インディでいこう!』

の続編的位置づけをもつ作品である。

以前の勝間さんが提唱していたインディな女性像は、

①年収600万円以上を稼ぎ(経済的自立)、
②いいパートナーがいて(精神的自立)、
③年をとるほど、すてきになっていく

「精神的にも経済的にも依存しない生き方」だった。

しかし、今回の「インタディ」という人間像は、

インターディペンデント=相互依存できる人のこと。

これはインディペンデント=自立している人をさす

「インディ」と同様に勝間さんの造語である。

インターディペンデント(interdependent)と、

インディペンデント(independent)では、

たった3文字(ter)しか違いはないが、その3文字に

重要な意味が込められている。

まず、「相互依存」とは、共通の価値観に基づき、

同一の目標の実現を目指して、複数の自立人が

共生する関係のことである。

これは、依存→自立→相互依存という関係にあり

勝間さんが多くのところで紹介している本に拠っている。

そして、相互依存のための具体的な条件は2つ。

①経済的相互依存 プロとしての自覚がある
②精神的相互依存 自己尊厳を有し、周りにも寛容

また、相互依存になるための想像力を豊かにする

条件を式に表すと次のとおり。

豊かな想像力(見えないものを見る力)
=知識を集める努力×試行錯誤を重ねる努力

だからこそ、勝間さんは速読を学びインプット

そのものではなく、それを得るためのプロセスを

効率化しているのだ。

そして、相互依存のためには互いに尊敬しあえる

対等な人間関係を作れることが重要だが、

その意味は3つあるということである。

①自分のいいところを知り、相手のいいところも
 すぐに想像できること
②立場の違いがあったとしても、対等であること。
 上下関係にならないこと
③相手をコントロールしようとしないこと。
 相手を裁こうとしないこと

このようにして、周囲の人間と相互依存の関係を

築くことが出来るようになると、成功者が口にする

「運」の実態というのが、実は相互依存のことで

あるということが分かってくるということだ。

今現在、自立することに汲々としている人にこそ

読んで欲しい1冊である。

【参考文献】
『ツイッターノミクス』 タラ・ハント 文藝春秋
『つながり』 ニコラス・A・クリスタキス ジェイムズ・H・ファウラー 講談社
『人を助けるとはどういうことか』 エドガー・H・シャイン 英治出版
『10-10-10』 スージー・ウェルチ 講談社
『交流分析のすすめ』 杉田峰康 日本文化科学社
『ゆるしのレッスン』 ジェラルド・G・ジャンポルスキー サンマーク出版
『頭のでき』 リチャード・E・ニスベット ダイヤモンド社
『その科学が成功を決める』 リチャード・ワイズマン 文藝春秋
『それでもなお、人を愛しなさい』 ケント・M・キース 早川書房

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1部 わたしたちはひとりで生きているのではなく、まわりの人と生かし合っている!-自立(インディペンデント)から相互依存(インターディペンデント)へ/第2部 インターディペンデントのためのスキルを身につけよう!-「想像力」を土台に、「よりじょうぶな心」と「もっと学び続ける力」を(インターディペンデントの土台は「想像力」/よりじょうぶな心/もっと学び続ける力)

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2011年3月10日 (木)

新井邦宏さんの『投資の王道(実践編 通貨証拠金取引)』を読んでみた

新井さんの『投資の王道(実践編 通貨証拠金取引)』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、すでにFXをやっている人にとっては

前半の136ページまでは不要であると思われる。

この本のいいところは、第3章のテクニカル分析に

ついてと、第4章のリスク管理についてである。

そして、テクニカル分析の中心は一目均衡表である。

新井さんは、テクニカル分析に売買のタイミングを求め、

一般に相場を「予測」するための道具だと考えられて

いるが、それは正しくないと断言している。

そして、テクニカル分析とは、本来「現時点で相場が

どのような状態にあるか」を確かめるための道具であり、

その時々の相場の状態を観測・認識するための道具で

あるとしている。

その上で、相場参加者の多くが常に見ているチャートと

して一目均衡表を紹介している。

そのため一目均衡表を勉強しようとしている人にとっては

とても分かりやすい参考書となっている。

一目均衡表は、現在の相場において買いが強いか、

売りが強いかを一目で示し、これからどの方向に向かう

のかを示してくれるとしている。

株式投資などで一目均衡表を目にしてはいても

実際にどのように使ってよいのか分からないという

ような人にはオススメの1冊です。

なお、新井さんはレバレッジ取引ではナンピン売買は

必ずと言っていいほど破滅への道が待っていると

警告している。

理由は、ナンピンが相場のトレンドに逆らった取引

だからということである。

確かにFXでのナンピンは私も怖い思いをしたので

もう二度とやらないと決めている。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 通貨証拠金取引とは何か?(通貨証拠金取引の特徴/通貨証拠金取引の仕組み)/第2章 通貨証拠金取引の売買方法(実際の取引を開始するために/相場のトレンドと売買 ほか)/第3章 通貨証拠金取引とテクニカル分析(テクニカル分析の考え方/テクニカル指標の見方・使い方 ほか)/第4章 リスク管理と資産運用(レバレッジ取引のリスク管理/運用資産のマネジメント)

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2011年3月 9日 (水)

デイヴィッド・サルツブルグさんの『統計学を拓いた異才たち』を読んでみた

デイヴィッド・サルツブルグさんの『統計学を拓いた異才たち
経験則から科学へ進展した一世紀』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、それ自体面白い物語なのだと思う。

とても評判も良く、推薦している人も多い。

しかし、私は読む順序を明らかに間違えてしまった。

この本を読む前に、統計学をある程度勉強し、

登場人物を把握してからであれば、

語られるエピソードの一つ一つがより一層

意味を持ってくるはずだったのだと思う。

けれど、私にはまったく名前を聞いたこともない人の

事細かな物語が何を意味しているのか分からなかった。

本の内容は、統計学が20世紀の科学にいかなる

革命をもたらしたのかということをめぐる物語である。

そして、ピアソンやフィッシャーという統計学の発展に

寄与した人々の歩みを辿ることは、統計学をより深く

理解する助けになるのであろう。

今回この本を読んで良かった点は、統計学が

農場の降水量や肥沃度の違いの調整や分析から

発展したり、ダーウィンの適者生存という考えを

証明するために発展してきたことを知ることが

出来たことである。

これは、学生時代にその手の話をかじったことがある

私にとっては、今後の統計学の勉強に少なからず

勇気を与えてくれるものである。

統計学を学んだ後にもう一度この本に戻って来たときは、

きっともっとこの本を高く評価することになると思う。

その時まで、少しの間、この本には眠っていてもらおう。

【目次】(「BOOK」データベースより)
紅茶の違いのわかる婦人/歪んだ分布/かの親愛なるゴセット氏/厩肥の山を調べ上げる/「収量変動の研究」/「百年に一度の洪水」/フィッシャーの勝利/死に至る分量/ベル型曲線/当てはまりのよさを検定すること〔ほか〕

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2011年3月 8日 (火)

城繁幸さんの『内側から見た富士通 「成果主義」の崩壊』を読んでみた

城さんの『内側から見た富士通
「成果主義」の崩壊』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、『若者はなぜ3年で辞めるのか?』などで

有名な城さんの最初の著作であり、原点でもある。

東大法学部を卒業後、富士通に入社した城さんが

人事部門で何を見たのか、何を感じたのかが

とても良く伝わってくると同時に、現在では多くの

会社で導入されている成果主義の問題点を

鋭く指摘していて、とても興味深い。

特に私が今いる会社での導入事例と比較して読むと

何となく感じていた成果報酬制度の負の部分が

はっきりと捉えることが出来てとても良かった。

まず、成果主義と言っても「評価」の割り当ては

最初から決まっているという問題点は、報酬の原資が

限られていることからすると仕方がないようにも感じるが

事前に人事部によって分布比率が決められていては

社員が「やる気」を失うのも当然だろう。

そして、成果主義の最大の欠陥として挙げられている

「降格制度」がなかったという問題は、大企業においては

深刻な問題なのかもしれないが、中小企業では

「降格制度」がなくても簡単にリストラされてしまうので

その点は少し分かりづらかった。

また、この本の中で何度も出てくる公平さの確保だが

これはどのような評価制度を採用していても

とても難しい問題であると思う。

ただ、管理職の目標を公表することには賛成である。

私の会社でも公表されていないため、一般社員が

厳しい評価にさらされていることと比較して、

けっして悪い評価はされていないことが漏れ伝わって

くるたびに不信感が増大し、出来ることだけを目標に

掲げているのではないかという思いが強くなる。

もっと言えば私が努力して達成した目標に対し、

上司の目標は達成したと評価されても、私の評価は

低いままということも十分にありえるのである。

また、私はこの本を読むまであまり矛盾に気づいて

いなかった点は、「成果主義」と「社内等級制度」に

ついてである。

言われてみれば確かに年齢に応じて決められている

枠が存在しているならどれだけ成果を挙げても

まったく意味がないということになってしまう。

中小企業では年齢の枠はすでに緩んでいるが

大企業ではまだかなり残っているのかもしれない。

この本に描かれている富士通の姿は、とても

日本を代表するリーディングカンパニーの姿には

見えないが、最も驚いた点は組合が第二人事部と

化している点だろうか。

私は組合があるほど大きな会社に勤めたことがない

ので分からないが、こんな組合が存在している意味が

あるとは思えなかった。

最後に城さんの改善案についても書いておく。

第1は、目標管理制度を廃止する。

これは従業員の評価基準を「成果」に求めるものである。

第2は、評価者を減らし、公正評価委員会を作る。

第3は、管理職を降格し、評価担当管理職を設置する。

しかし、公正な評価者を選ぶのは相当に難しい。

第4は、管理職昇進以外のキャリアパスを設置する。

第5は、裁量労働制以外の勤務制度を廃止する。

第6は、360度評価を導入し、評価を公開する。

総じて現在の管理職に厳しい内容のように思える。

しかし、これをやらないと企業が成り立たない

ところまで、もう来ているのかもしれないと、

この本を読むと考えさせられる。

何となく成果主義に疑問を抱いている人は

ぜひこの本を読んでみていただきたい。

たとえ人事担当でなくても、得るところは必ずある。

【目次】(「BOOK」データベースより)
1 急降下した業績/2 社員はこうして「やる気」を失った/3 社内総無責任体制/4 「成果主義」と企業文化/5 人事部の暗部/6 日本型「成果主義」の確立へ

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2011年3月 7日 (月)

本田直之さんの『レバレッジ・シンキング』を読んでみた

本田さんの『レバレッジ・シンキング
無限大の成果を生み出す4つの自己投資術』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、本田さんのレバレッジ・シリーズの中でも

他の著作で紹介されているものの上位概念に該当し、

より詳しくレバレッジについて説明されている。

特に重要なのが「考え方」であり、「労力」・「時間」・

「知識」・「人脈」の4分野に自己投資をし、自分資産を

構築することの大切さから始まる。

そして、それらにレバレッジをかけることにより

「少ない労力と時間で大きな成果を獲得する」ことが

レバレッジ・シンキングの基本的な考え方である。

特に参考になった考え方などは次のとおり。

①「少ない労力と時間で大きな成果を獲得する」ことは
 考え方を変えるだけなので、誰でも今すぐに実行できる
②自己啓発本を読んでも成果が上がらない人は
 マインドが高まっても自分資産を増やす努力をして
 いないので、成果が上がらない
 (マインドは資産ではないので空回りしてしまう)
③ゴールを明確に描くと選択力が身につく
④労力のレバレッジのポイントは4つ
 「仕組み化」「無意識化・習慣化」「キー・サクセス・
 ファクターを見つける」「二毛作などを行う」
⑤時間のレバレッジのポイントは5つ
 「俯瞰逆算思考」「時間のルーチン化」「時間の天引き」
 「時間制限」「固定費の効率化」
⑥知識のレバレッジのポイントは3つ
 「前例に学ぶ」「効果的に活かすテクニック」
 「レバレッジ・ミーティング」
⑦人脈のレバレッジのポイントは5つ
 「コントリビューション(貢献)」「パワフル・コネクション」
 「パーソナルブランディング」「マインド伝染」
 「他人の力」

これらのことを全て実践するのは、実は相当に

難しいことであると思う。

少ない労力と時間で済むのは「結果」が出せた時であり、

そこに至る「経過」については、意外に労力も時間も

必要とするだろう。

けれど、自転車に一度乗れてしまえば、次も必ず

乗れるように、ここで紹介されている方法を身に付ける

ことができれば、ずっと使い続けられるものである。

他人のノウハウを学ぶというのは、まさにレバレッジが

活かせる良い方法である。

本田さんのレバレッジ・シリーズのまとめとしても

とても重宝する1冊である。

【おすすめブックリスト】(一部抜粋)
石田淳 『「続ける」技術』 フォレスト出版
小山昇 『「儲かる仕組み」をつくりなさい』 河出書房新社
築山節 『脳がさえる15の習慣』 NHK新書
粂和彦 『時間の分子生物学』 講談社現代新書
西野浩輝 『仕事ができる人の「段取り」の技術』 東洋経済新報社
スチーブ・リブキンほか 『アイデアをいただいてしまえ』 ダイヤモンド社
キース・フェラッジほか 『一生モノの人脈力』 ランダムハウス講談社
トム・ピーターズ 『ブランド人になれ』 阪急コミュニケーションズ
ピーター・モントヤほか 『パーソナルブランディング』 東洋経済新報社

【主要目次】
第1章 常にレバレッジを意識せよ
第2章 労力のレバレッジ
第3章 時間のレバレッジ
第4章 知識のレバレッジ
第5章 人脈のレバレッジ

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2011年3月 6日 (日)

陰山英男さんの『学力低下を克服する本』を読んでみた

陰山英男/小河勝(オゴウマサル)さんの
『学力低下を克服する本
小学生でできること中学生でできること』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、百ます計算で有名な陰山メソッドの陰山さんと

中学生用の学習参考書「未来を切り開く学力シリーズ」の

小河さんがタッグを組んで、小・中学校の連携により、

学校で何ができるか、家庭で何ができるかを具体的に

教えてくれている。

内容は、「小学校でできること」と「中学校でできること」、

また、小学生と中学生に対し「家庭でできること」と

「社会でできること」を詳しく解説してくれている。

具体的には、小学生や中学生はどういうところで学習に

躓き、どういう理由でやる気をなくしてしまうのかという

ことが、算数や国語の単元レベルまで細かく説明し、

どのようなトレーニングが有効かが書かれている。

たとえば、陰山メソッドはあまりにも有名になので

小河さんの「転写法」という学習法を紹介すると、

これはその日学校で習ったことを、もう一度ノートに

自分自身の力で再現させるというものである。

①ノートや教科書を見ないで再現させる
 (授業に集中しているかを子供につかませる)
②思い出せない部分はノートや教科書を見る
 (間違いを訂正し、授業全体を記憶しなおす)
③繰り返し続け、そっくり再現させる
 (自分の分かりやすい言葉を加えても良い)
④その日習った内容や関連分野を事典などで調べる
⑤ノートに書いたことで分からない部分は、
 赤でマークを付けておき、翌日、先生に聞く

この方法では、理科の心臓の学習などでは

部分の名称の記憶ではなく、心臓それ自体を

何も見ずに再現できるようにすることにより

どんな角度から問題を出されても答えることが

できるという強みがある。

そして、この方法はけっして図にとどまらない。

社会の地理はもちろん、公民の憲法の構成図、

歴史の年表など、暗記物には効果的である。

このような細かなノウハウが、この本には満載である。

そして、基礎学力をつけることの大切さが

ノウハウとともに、何度も繰り返し語られている。

これは、基礎学力をつけるのは、その子が自らの

意志によって将来を選択していくためだからである。

だからこそ、まず親が変わらなければならないのだ。

この本は、小学校と中学校の教師による、

親のための指導書なのである。

学校にやってもらうことは当然ある。

しかし、全てを学校任せにしてはいけないのである。

親にもやるべきことがあるはずと気づいた人はぜひ

この本を読んでみることをオススメします。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 小学校でできること/第2章 中学校でできること/第3章 未来を切り開く学力/第4章 家庭でできること 小学生篇/第5章 家庭でできること 中学生篇/第6章 社会でできること 小学校篇/第7章 社会でできること 中学校篇/終章 子供の可能性を信じる

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2011年3月 5日 (土)

トム・ピーターズさんの『エクセレント・カンパニー』を読んでみた

トム・ピーターズ/ロバート・ウォータマンさんの
『エクセレント・カンパニー』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、1983年の講談社版を復刊したもので、

そういう意味では古い本ではあるが、とても読み

ごたえがある良書でる。

内容は、マッキンゼー出身のコンサルタントである

トム・ピーターズとロバート・ウォータマンが「超優良」

とは何かを探求して得た、貴重な情報のまとめである。

最も参考になるのが、他の会社ではやっていないが、

超優良企業ではやっているという「超優良企業8つの

条件」である。

①行動の重視
  どんどんやってみろ!だめなら直せ!
②顧客に密着する
  お得意様から学ぶ
③自主性と企業家精神
  大勢のリーダーと創意ある社員をかかえている
④ひとを通じての生産性向上
  末端社員を品質・生産性向上の源泉のように扱う
⑤価値観に基づく実践
  組織体の基本的考え方は企業業績とつながる
⑥基軸から離れない
  熟知している業種に固執する
⑦単純な組織・小さな本社
  機構と体制はすっきりと単純である
⑧厳しさと緩やかさの両面を同時に持つ
  中央集権と権力分散の両面を兼ね備えている

きわめて当たり前のことが並んでいるようにも思えるが

これが出来ないために多くの企業は超優良企業に

なれずにいるのである。

出てくる企業はアメリカの企業ばかりで、しかも

今ではその名を聞かなくなった企業も含まれているが

読んで損のない情報が満載である。

マッキンゼーの組織の7Sとして知られる「戦略、機構、

経営スタイル、制度、スタッフ、共通の価値観、スキル」

が、この研究で正確に規定され、磨き上げられたことも

最後に付け加えておく。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1部 超優良企業の条件(成功しているアメリカ企業)/第2部 新しい理論の構築を求めて(「合理主義」的な考え方/人々は動機づけを望んでいる)/第3部 基本にもどる(曖昧さと矛盾を扱う/行動の重視/顧客に密着する/自主性と企業家精神 ほか)

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2011年3月 4日 (金)

ダニエル・ピンクさんの『ハイ・コンセプト』を読んでみた

ダニエル・ピンクさんの『ハイ・コンセプト
「新しいこと」を考え出す人の時代』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、21世紀にまともな給料をもらって、良い生活を

しようと思った時に何が必要か、何をしなければならない

かということについて書こうとしている。

そして、「情報化の時代」から、創意や共感や総括的

展望を持つことによって社会や経済が築かれていく

時代、すなわち「コンセプトの時代」になるということ

を前提に右脳思考の重要性を解説している。

また、作者は新しい時代を動かしていく力は、

これまでとは違った新しい思考やアプローチであり、

そこでは「ハイ・コンセプト」や「ハイ・タッチ」が

重要になるとしている。

では、「ハイ・コンセプト」とは何かと言えば、パターンや

チャンスを見出す能力、芸術的で感情面に訴える美を

生み出す能力、人を納得させる話のできる能力、

一見ばらばらな概念を組み合わせて何か新しい構想や

概念を生み出す能力、などのことである。

また、「ハイ・タッチ」とは何かと言えば、他人と共感する

能力、人間関係の機微を感じ取る能力、自らに喜びを

見出し、他の人々が喜びを見つける手助けをする能力、

そしてごく日常的な出来事についてもその目的や

意義を追求する能力などである。

これらは右脳的な特質であり、今後は「新しい全体思考」

が必要とされるとしている。

しかし、このことは本当のことだろうか。

これからは「機能」よりも「デザイン」が重要と言って

しまうと、なんだか一見正しい認識のようにも思えるが、

現実を上手く説明しているようには思えない。

なぜなら、現実には格差社会の進行が早すぎ、

下流に流された人が多く、「デザイン」にまでお金を

払える人は小数になってしまったように思えるからだ。

21世紀にまともな給料をもらって、良い生活をする

ためには、「途上国に出来ることを避け」、

「コンピュータやロボットに出来ることを避け」、

「反復性のあることも避ける」必要があるというが、

ほとんどの人がその努力にもかかわらず避けきれずに

低賃金に甘んじる結果となっているのが現実である。

しかし、良く考えてみて欲しい、私たちが上記の3つ

の事を避けることなど、もともと不可能だったの

ではないだろうか。

豊かさに対してハングリーな途上国の努力は

私たち日本人が欧米に追いつけ追い越せで

やってきたことと何ら変わることがないし、

コンピュータやロボットより正確に仕事をこなすことも

出来るわけがない。

ましてや人間は本来が反復性を生きる生き物であって

毎日新しいことを創造していると考えること自体が

明らかな誤りである。

このことは、逆に高い賃金をもらえるようになった

金融機関の人間などを見るとよりいっそうはっきりする。

彼らは途上国からアメリカに流入してきた移民に

サブプライムローンを売り、コンピュータによる間違った

計算を続け、バブル崩壊による金融危機という歴史を

反復したにすぎない。

ではこの本は間違っているのかというと、そうではない。

多くの人がこの本を左脳より右脳が重要と言っていると

認識しているのかもしれないが、そこは注意深く

読まなければならない。

特徴的なのは、「六つの感性」が道をひらくという記述。

「機能」だけでなく「デザイン」/「議論」よりは「物語」/
「個別」よりも「全体の調和」/「論理」ではなく「共感」/
「まじめ」だけでなく「遊び心」/「モノ」よりも「生きがい」

「機能」よりも「デザイン」ではなく、「機能」だけでなく

「デザイン」と言っているのである。

ここを読み誤ると単なる右脳優位論になってしまう。

作者ははっきりと「ハイ・コンセプト」は右脳的な特質で

あるが、今後大切なのは「新しい全体思考」であると

書いている。

最後に、これから成功する可能性大の3タイプ。

①「境界」を自分で超えていく人
  マルチな才能を発揮する人
②何か「発明」できる人
  既存のアイデアを新しいやり方で組み立て直す人
③巧みな「比喩」が作れる人
  他者と共感できる比喩的想像力のある人

どれもかなり難しいが、格差社会を生き抜くためには

簡単な道などないということを知るべきである。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1部 「ハイ・コンセプト(新しいことを考え出す人)」の時代(なぜ、「右脳タイプ」が成功を約束されるのか/これからのビジネスマンを脅かす「3つの危機」/右脳が主役の「ハイ・コンセプト/ハイ・タッチ」時代へ)/第2部 この「六つの感性」があなたの道をひらく(「機能」だけでなく「デザイン」/「議論」よりは「物語」/「個別」よりも「全体の調和」/「論理」ではなく「共感」/「まじめ」だけでなく「遊び心」/「モノ」よりも「生きがい」)

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2011年3月 3日 (木)

親野智可等さんの『「楽勉力」で子どもは活きる!』を読んでみた

親野さんの『「楽勉力」で子どもは活きる!
勉強好きになるとてもいい方法』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、親が子どもに学力をつけたいと思ったら、

まずすべきことは子どもを勉強好きにしてやること

というコンセプトのもと生活の中にいかに勉強を

楽しく取り入れていくかということが書かれている。

また、親子の触れ合いの中でちょっとした知的刺激を

子供に与えてやる「楽勉」の提案でもある。

実践的で具体的で、すぐできる方法が満載である。

アマゾンの「内容紹介」から一部抜粋すると以下のとおり。

【算数のある生活】
カステラを食べながら「分数」を体験的に理解
「百玉そろばん」で「十進法」も「補数」も身につく!
【理科のある生活】
「温度計・湿度計」で天気がわかる
「星座カルタ」で天文博士に!?
【国語のある生活】
「親子日記」でコミュニケーションと書く力はばっちり
「国語辞典」は楽しいおもちゃになる
【社会のある生活】
博物館、遺跡、史跡などで本物体験をすると、
歴史が好きになる。
「親子散歩」で「地域社会の学習」に興味が持てる

私の子供は女の子だけれど、国立科学博物館や

江戸東京博物館に連れて行ったら、とても喜んでくれた。

それで何かがすぐに変わるというのではもちろん

ないけれど、それでも何か感じてくれることがあれば

それでいいのである。

国語辞典なども早くから買い与えたので、最初は

なかなか引けなくて子ども自身もイライラしていた

ようだが、今ではヒマを見つけては引いている。

そして、これから我が家で挑戦していこうと思っている

ことは、数に対する地頭を鍛える3つの方法だ。

①毎日の生活の中で、たくさんのものを実際に
 数える経験をたくさんさせること
②数を唱える経験をたくさんさせること
③数を書いたり並べたりする経験をたくさんさせること

この本には、親野さんの本らしく、ちょっとした知的

刺激で生活の中に「知識の杭」を立てる方法が

満載で、実に読みごたえがあり、試してみるものが

たくさん詰まっていて、お得感たっぷりである。

何か子供のために始めてみようと考えている方は

ぜひこの1冊から刺激を受けてみてください。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 「楽勉」とは何か?/第2章 算数のある生活/第3章 理科のある生活/第4章 国語のある生活/第5章 社会のある生活/第6章 「学習漫画」は楽勉の最高傑作/第7章 ちょっとした知的刺激で生活の中に「知識の杭」を立てる/第8章 「楽勉カルタ」で楽々暗記ができる/第9章 「ヒャッキン(百円均一ショップ)」の楽勉グッズ/第10章 1日1記事!「小学生新聞」で学力は必ずアップする

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2011年3月 2日 (水)

陰山英男さんの『百ます計算の真実』を読んでみた

陰山さんの『百ます計算の真実』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、陰山メソッドとして有名になった百ます計算

についてだけではない、充実した教育論となっている

「経済格差=教育格差」、「子どもたちは史上最悪に

荒れている」、「日本の教育は改革が必要」など、

教育の常識とされていることの8割は間違っているとし、

学力低下問題の真実と本当に効果的な対策について

陰山さんがデータに基づき丁寧に解説してくれている。

そして、陰山さんは百ます計算だけでは限界がある

ことも、とてもよく分かっているので、それ以外にも

色々と陰山メソッドとして子供たちのためになることを

やり続けているところがスゴイのである。

百ます計算に批判的な人は、それだけを取上げ

何か問題があるように言うことが多いが

ではその人たちが子供に何かしてあげたか、

成果の上がる教育をしたのかと問えば

それらの批判がくだらないものであることが分かる。

そして、そのくだらない批判が日本の教育を悪く

していた原因でもあるのだ。

詰め込みが悪い、競争が悪いという大人たちは

みんな詰め込みや競争によって今の発言できる

地位を得ている人ばかりである。

私が考えるところでは、悪かったのは競争ではなく

競争に負けた人への敗者復活の道がなかったこと

であるにすぎない。

極論すれば、詰め込みは悪くなく、何を詰め込む

のかさえ問題ではない。

必要なのは、詰め込みによって脳を鍛えること。

若いうちに脳を鍛えられるなら、それこそ方法は

何でもいいのである。

そして、出来なかったことが出来るようになり、

自信が得られるなら、百ます計算は最も単純で

効果的な指導方法である。

ただ、注意しなければならないのは、読み書き

計算は、正しい生活習慣の上に成り立つものであり

多様な学習の基礎になるものであるということだ。

ここのところさえ間違わなければ、百ます計算は

とても有効な指導法である。

そして、「基礎基本+知的好奇心=本当の学力」である。

自宅での百ます計算導入を考えている方は

ぜひこの本を読んで、正しく取り組んでもらいたい。

【目次】(「BOOK」データベースより)
1章 百ます計算の真実/2章 これでいいのだ、日本の教育/3章 教育の常識を疑え!/4章 今、家庭とは/5章 受験学力は生きる力/6章 基礎基本だけじゃ学力は伸びない!/7章 日本の教育はどこへいく?

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