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2011年3月16日 (水)

小宮一慶さんの『5年後の大市場』を読んでみた

小宮さんの『5年後の大市場』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、小宮さんでも5年後の経済の状況を予想する

のは難しいということを教えてくれる。

この本の発売が2005年の2月なので、それから現在

までに、5年以上の月日が流れている。

いつも、とても分かりやすい形で自身の分析を披露して

くれる小宮さんだが、この本の中では2006年前後には

デフレがインフレに転換するという予測を立てていた。

しかも、この本の中にも多くのデフレ要因が指摘されて

いるにもかかわらず、それでもなおインフレ予測だった。

ここには、逆に考えると小宮さんなりの経済観が

如実に現れているようにも思う。

そんなことを楽しむのもまた、古い本の良さだろうか。

ちなみに、小宮さんのこの時点での有望市場として

有力視していたものを挙げると次のとおり。

①ハイテク(中途半端なところにも市場がある)
②高齢者(公的ビジネスにはリスクも)
③少子化(子供に教育だけは受けさせたい)
④個人向け物流(ネットや通販が大人気)
⑤環境関連、健康関連(エネルギー関連、トクホ)
⑥安全(セキュリティービジネス)
⑦家庭娯楽(ホームシアターやビデオゲーム)
⑧癒し(ペット、観葉植物、アロマ)

今現在から、さらに5年後を予測すると小宮さんは

いったいどのような市場を有望だと考えるだろうか。

そんなことを考えながら読むと、なおいっそう楽しめる。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 「二〇〇六年金融ショック」がやってくる/第2章 すべては「供給過剰」が引き金となる/第3章 「少子・高齢化市場」の本格到来/第4章 資産戦略への警鐘/第5章 そして二極分化が劇的に進む/第6章 「5年後の大市場」を創り出せ!

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