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2011年3月10日 (木)

新井邦宏さんの『投資の王道(実践編 通貨証拠金取引)』を読んでみた

新井さんの『投資の王道(実践編 通貨証拠金取引)』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、すでにFXをやっている人にとっては

前半の136ページまでは不要であると思われる。

この本のいいところは、第3章のテクニカル分析に

ついてと、第4章のリスク管理についてである。

そして、テクニカル分析の中心は一目均衡表である。

新井さんは、テクニカル分析に売買のタイミングを求め、

一般に相場を「予測」するための道具だと考えられて

いるが、それは正しくないと断言している。

そして、テクニカル分析とは、本来「現時点で相場が

どのような状態にあるか」を確かめるための道具であり、

その時々の相場の状態を観測・認識するための道具で

あるとしている。

その上で、相場参加者の多くが常に見ているチャートと

して一目均衡表を紹介している。

そのため一目均衡表を勉強しようとしている人にとっては

とても分かりやすい参考書となっている。

一目均衡表は、現在の相場において買いが強いか、

売りが強いかを一目で示し、これからどの方向に向かう

のかを示してくれるとしている。

株式投資などで一目均衡表を目にしてはいても

実際にどのように使ってよいのか分からないという

ような人にはオススメの1冊です。

なお、新井さんはレバレッジ取引ではナンピン売買は

必ずと言っていいほど破滅への道が待っていると

警告している。

理由は、ナンピンが相場のトレンドに逆らった取引

だからということである。

確かにFXでのナンピンは私も怖い思いをしたので

もう二度とやらないと決めている。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 通貨証拠金取引とは何か?(通貨証拠金取引の特徴/通貨証拠金取引の仕組み)/第2章 通貨証拠金取引の売買方法(実際の取引を開始するために/相場のトレンドと売買 ほか)/第3章 通貨証拠金取引とテクニカル分析(テクニカル分析の考え方/テクニカル指標の見方・使い方 ほか)/第4章 リスク管理と資産運用(レバレッジ取引のリスク管理/運用資産のマネジメント)

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