« 小出義雄さんの『マラソンは毎日走っても完走できない』を読んでみた | トップページ | 小山龍介さんの『TOOL HACKS!』を読んでみた »

2011年4月10日 (日)

齋藤嘉則さんの『問題解決プロフェッショナル』を読んでみた

齋藤さんの『問題解決プロフェッショナル
「思考と技術」新版』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、マッキンゼー・アンド・カンパニーの経営

コンサルタントとして活躍された齋藤さんの問題解決

理論をまとめたものである。

良くも悪くも、この分野の本はマッキンゼー出身者が

書いたものが多く、どれも似たようなところがあるのは

仕方のないところだが、この本はよくまとまっている。

内容としては、まず「ゼロベース思考」と「仮説思考」が

問題解決に当たっての重要な基本的思考として紹介

されている。

『「ゼロベース思考」のポイント
 ・自分の狭い枠の中で否定に走らない
 ・顧客にとっての価値を考える

 「仮説思考」のポイント
 ・アクションに結びつく結論を常に持つ
  ―――結論の仮説
 ・結論に導く背後の理由やメカニズムを考える
  ―――理由の仮説
 ・「ベスト」を考えるよりも「ベター」を実行する
  ―――スピードを重視』

次に、「MECE(ミッシー)」と「ロジックツリー」が

問題を解決する過程で問題の原因を追究したり、

解決策を考えるときの基本的な技術として紹介

されている。

『「MECE(ミッシー)」のポイント
 ・モレによって的を外していないか?
 ・ダブリによって効率を阻害していないか?
 ・MECEでとらえ、最後に優先順位を付けているか?

 「ロジックツリー」のポイント
 ・モレやダブリを未然にチェックできる
 ・原因・解決策を具体的に落とし込める
 ・各内容の因果関係を明らかにできる

 「ロジックツリー」の作り方のコツ
 ・各レベルができるだけMECEか
 ・ツリーの右側が具体的な原因や解決策になっているか
 ・具体的な原因や解決策がロジックの因果関係で
  主要課題にリンクしているか』

そして、これらの2つの思考と2つの技術を駆使して

効率的に問題を解決する実践的なプロセスとして

「ソリューション・システム」が紹介されている。

『3つのプロセス
 ステップ1
 課題の設定
 ―――主要課題と個別課題
 
 ステップ2
 解決策の仮説
 ―――個別解決策と総合解決策
 
 ステップ3
 解決策の検証・評価
 ―――解決策の検証と総合解決策評価』

齋藤さんの問題解決に関する基本的な考え方は、

自己誘導型ミサイルのように「走りながら解決する」

ことが最短でかつ最善であるというもの。

とかく考えすぎて動けなくなる傾向がある私には

行動を促してくれる良書である。

なお、本書は1997年の旧版のシンプルで明快な

問題解決理論はそのままに、企業事例や演習課題を

刷新した新版となっている。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 思考編-“ゼロベース思考”“仮説思考”(“ゼロベース思考”-「既成の枠」を取り外す/“仮説思考”-常にその時点での結論を持ってアクションを起こす)/第2章 技術編-“MECE(ミッシー)”“ロジックツリー”(“MECE”-モレはないかダブリはないかをチェックする/“ロジックツリー”-限られた時間の中で広がりと深さを押さえる)/第3章 プロセス編-“ソリューション・システム”(課題を設定する/解決策の仮説を立てる ほか)/第4章 実践編-“ソリューション・システム”活用の現場(事業課題を設定する/“ソリューション・システム”で新商品の導入を図る ほか)

【送料無料】問題解決プロフェッショナ...

【送料無料】問題解決プロフェッショナ...
価格:2,447円(税込、送料別)

|

« 小出義雄さんの『マラソンは毎日走っても完走できない』を読んでみた | トップページ | 小山龍介さんの『TOOL HACKS!』を読んでみた »

自己啓発」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 齋藤嘉則さんの『問題解決プロフェッショナル』を読んでみた:

« 小出義雄さんの『マラソンは毎日走っても完走できない』を読んでみた | トップページ | 小山龍介さんの『TOOL HACKS!』を読んでみた »