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2011年4月14日 (木)

加藤昌治さんの『考具』を読んでみた

加藤さんの『考具』を読んでみた

 (5つが最高)

この本では、考えるための道具を「考具」と呼んでいる。

そして、何を考えるかと言えば「アイデア」をである。

毎日何かアイデアを考え、企画にして、実行することで

対価を得てるのが著者の仕事だということだ。

ここで言う、「アイデア」とは既存の要素の新しい組み

合わせ以外の何ものでもない。

また、「アイデア」は企画の素である。

これはいいぞ、と判断できるアイデアに実現性を

持たせると「企画」になる。

このアイデアから企画までを4段階に分けて

それぞれの段階で具体的な考具が紹介されている。

紹介されている考具の数は21にもなる。

その中には、フォトリーディングやマインドマップなど

という有名どころもあれば、マンダラートや

オズボーンのチェックリストなどという私には聞いた

ことのないものまで、実に様々なものが含まれている。

面白かったのは、アイデアを生み出すための要素の

組み合わせ方として、その基本パターンを網羅して

いる「オズボーンのチェックリスト」だ。

『転用したら? 現在のままでの新しい使い道は?
応用したら? 似たものはないか? 真似はできないか?
変更したら? 意味、色、動きや臭い、
         形を変えたらどうなる?
拡大したら? 大きくする、長くする、頻度を増やす
         時間を延ばすとどうなる?
縮小したら? 小さくする、短くする、軽くする、
         圧縮する、短時間にするとどうなる?
代用したら? 代わりになる人や物は?
         材料、場所などを代えられないか?
置換したら? 入れ替えたら、順番を変えたらどうなる?
逆転したら? 逆さまにしたら?
         上下左右・役割を反対にしたら?
結合したら? 合体、混ぜる、合わせたらどうなる?』

この本の終章のメッセージは実に秀逸だ。

『自分自身をアイデア・企画を考え出せる人、と定義
した瞬間からあなたが変わり始めます。
そして、ここまでこの本を読み進めてくれたあなたに
とっての最大の問題は、「読んで、分かって、やらない
こと」。』

『考具はあくまで道具で、肝心なのは考具を使い
こなそうとする頭の働き。おそらく本当の考具の
達人は、全く手ぶらなのかもしれない・・・・・ですね。』

とりあえず、実際にどんどんやってみたくなる考具が

紹介されているので、早速手を動かしてみよう。

まずは、マンダラートやオズボーンのチェックリストを

会議中に手帳に書いてみるなんていうのが面白そう。

【参考文献】(一部抜粋)
『アイデアのおもちゃ箱』 マイケル・マハルコ ダイヤモンド社
『アイデアのつくり方』 ジェームス・W・ヤング TBSブリタニカ
『アイデアのヒント』 ジャックフォスター TBSブリタニカ
『アイデア発想が湧き出る本』 樋口健夫 ダイヤモンド社
『1分間顧客サービス』 K・ブランチャード/S・ボウルズ ダイヤモンド社
『インタビュー術!』 永江朗 講談社現代新書
『お客さまがまた来たくなるブーメランの法則』 ファーガル・クイン かんき出版
『海馬』 池谷裕二/糸井重里 朝日出版
『「仕事ごころ」にスイッチを!』 小阪裕司 フォレスト出版
『なぜこの店で買ってしまうのか』 パコ・アンダーヒル 早川書房
『発想する会社!』 トム・ケリー/ジョナサン・リットマン 早川書房
『マンダラMEMO学』 今泉浩晃 オーエス出版

【目次】(「BOOK」データベースより)
序章 広告会社でも最初は「ただの人」。今からでも全く遅くない!/第1章 「アイデア」「企画」を考えるとは、何をすることなんだろうか?/第2章 どうしたら“必要な情報”が入ってくるのか?―情報が頭に入ってくる考具/第3章 展開・展開・展開!―アイデアが拡がる考具/第4章 企画=アイデアの四則演算!―アイデアを企画に収束させる考具/第5章 時にはスパイスを効かす!―行き詰まったときのアドバイス/第6章 あなただけの『考具』を見つけよう!/終章 頭の動き方がシステム化することこそ、本当の『考具』かもしれない

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