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2011年5月20日 (金)

辛坊治郎さんの『日本の恐ろしい真実』を読んでみた

辛坊さんの『日本の恐ろしい真実
財政、年金、医療の破綻は防げるか?』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、最近では何がしたいのかよく分からなく

なってきた橋下大阪府知事からも一緒にやりたいと

言われる辛坊治郎さんが2010年現在において、

日本の恐ろしい真実を詳しく説明してくれている。

たとえば、格差社会は小泉・竹中コンビのせいでは

ないということに始まり、大阪市の約20人に一人が

生活保護費で生活している現状を憂いている。

そして、若者と高齢者の格差が最も酷い格差問題だ

とする一方で、日本全体が急速に貧困化している

現状も浮き彫りにしている。

さらには、財政赤字を埋めるためにだらだら税率を

アップすることには断固反対だとしながらも、社会

保障の制度設計をきちんとした上で、納得できる

使い道を探るなら、消費税増税こそが日本の未来を

開く切り札になるとしている。

私のように「まず、無駄を排除するまで、消費税を

一切上げるべきでない」という主張に対しては、

警戒心が必要だとして、退けられている。

国民感情からすれば、無駄の排除より先に消費税

増税の論議はしたくないと思うが、それでも現在の

社会保障制度を何とか存続させようとするなら

増税は早い段階でやったほうが効果的なのも事実だ。

もし、リーダーシップのある政治家が出てきて、

国民に説明責任を果たすなら、増税を受け入れても

いいという国民はある程度の数はいると思う。

できれば、公務員の給与を大企業並ではなく、

労働者の平均を基準にしてもらい、現在の年金受給

者に少し額を下げることを承諾してもらえるなら、

なお受け入れられやすいと思うが、そこまでは無理か。

この本に書かれている恐ろしい真実が、そのまま

もっと恐ろしい未来に通じていないことを祈りつつ、

「騙されないための知恵」を皆が共有してくれることを

信じたいと思う。

なお、この本は今回の東日本大震災以前に出版された

ものであるが、「不作為の殺人」として日本政府の震災

対策の遅れをきちんと指摘している。

阪神淡路大震災を経験しているからとはいえ、やはり

その慧眼には感服させられる。

【目次】(「BOOK」データベースより)
序章 ここが恐ろしい日本の真実・総論/第1章 日本は破綻するのか/第2章 日本の崩壊は年金・医療から始まる/第3章 騙されないための知恵/第4章 政治家という人種/第5章 日本政府は命を守れるか/第6章 不思議な不思議な日本の情景/第7章 日本の教育を考える/最終章 破綻を免れるヒント

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