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2011年6月 9日 (木)

渋井真帆さんの『大人のたしなみビジネス理論一夜漬け講座』を読んでみた

渋井さんの『大人のたしなみビジネス理論一夜漬け講座』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、重要なビジネス理論書8冊について、

忙しいビジネスパーソンが「一夜漬け」で内容を

理解するための本です。

取り上げられている8冊は、『ブルー・オーシャン戦略』

『ザ・ゴール』、『ビジョナリーカンパニー2』、『行動

経済学』、『ウェブ進化論』、『ネクスト・ソサエティ』、

『ネクスト・マーケット』、『富の未来』と有名どころばかり。

けれど、私もこのブログを始めるまでは知らなかった

タイトルも多く、読んだものはまだ3冊だけ。

この手の本のいいところは、どのような本を読めば

よいのか分からない人が参考にできることと、

会話の中などで「知っている感」が出せること。

ただ、ここで取り上げられているくらい有名なものは

実際に読んで得られることも多いので、少しずつでも

時間を見つけて読破したい。

今回は、無理を承知で、一夜漬けからさらに要点だけを

まとめてみた。

1.『ブルー・オーシャン戦略』
 ブルー・オーシャンという未開拓の市場を創造する
 ために必要となる「バリュー・イノベーション」とは、
 「コストを押し下げながら、買い手にとっての価値を
 高める状態」を意味する。
 その実現のポイントは、コストを下げるために業界
 では常識とされている競争のための要素をそぎ
 落とすことと、買い手の価値を高めるために業界に
 とって未知の要素を取り入れること。
 使用するフレームワークは、現状を分析する「戦略
 キャンパス」、顧客価値を創造する「アクション・マト
 リクス」、市場を見直す「非顧客の3つのグループ」。
2.『ザ・ゴール』
 「制約条件(ボトルネック)」は、一連のシステムの
 中で1番弱い部分であり、目的を阻害する要因と
 なるので、このパフォーマンスを上げる(全体最適化)
 制約条件を中心にしたTOC活動は、5つのステップ
 に分けられ、①制約条件を見つける。②どう活用する
 か決める。③他のすべてを②の決定に従わせる。
 ④制約条件の能力を高める。⑤制約条件が解消し
 たら「惰性」を原因とした制約条件が発生しないよう
 に①に戻る。
 マネージャーに求められる最も基本的な能力は、
 「何を変える」、「何に変える」、「どうやって変える」
 という思考プロセスであり、マネージャーと呼ばれる
 からには、この3つの簡単な問いに答えられなけれ
 ばならない。
3.『ビジョナリーカンパニー2』
 飛躍の過程は弾み車のように、ゆっくりと動き出す
 までの「準備段階」と加速度をつけて勢いよく回転
 する「突破段階」がある。
 飛躍の過程は、「規律ある人材を揃え、規律ある
 考え方を浸透させ、規律ある行動を行うこと」という
 3つの大きなフェーズに分けられ、さらにそれは6つ
 のステップで構成されている。
 個人としては謙虚で控えめだが、職業人としては
 意志が強く大胆という、一見矛盾した2面性に
 よって偉大な企業を作り上げている第五水準の
 経営者が人選されていることが第1ステップ。
 適切な人材をマネジメント層に選ぶことが第2
 ステップ。
 厳しい現実を直視することが第4ステップ。
 肝心要の1点に集中する「針鼠の概念」を持つこと
 が第5ステップ。
 新技術に振り回されない「促進剤としての技術」を
 持つことが第6ステップ。
4.『行動経済学』
 選択のパラドックスとは、「自分が把握する範囲を
 超えた過剰な選択肢があることが幸福度をかえって
 低下させてしまうこと」
 初期値効果とは、「初期値に設定されているものの
 方が選ばれやすいこと」
 損失回避性とは、「損失がもたらす不満足は、利得
 がもたらす満足よりも大きく感じられること」
 保有効果とは、「あるものや状態を実際に所有して
 いる場合には、それを持っていない場合よりもその
 ものを高く評価すること」
 不平等回避性とは、「自分と他者の利得の差が
 小さいことで平等とみなす考え方」
 間接的互酬性とは、「自分の行った行為に対して、
 当事者ではなく、グループ内の第三者から協力や
 処罰が得られること」
5.『ウェブ進化論』
 Web2.0の定義は、「ネット上の不特定多数の人々
 (や企業)を、受動的なサービス享受者ではなく、
 能動的な表現者と認めて積極的に巻き込んでいく
 ための技術やサービス開発姿勢」ということになる。
 ウェブ進化論の6つのキーワードは次のとおり。
 ①チープ革命(IT関連コストの劇的な低下)、
 ②不特定多数無限大(つながりを持つための
 コストがほぼゼロになりました)、③総表現社会、
 (誰もがインターネットを通して容易に世界中の
 人たちに信頼できる発信社会) ④マス・コラボ
 レーション(不特定多数の人が特定の組織に
 属していなくても、特別な権威のある人でなくても、
 個人の意見、知識を書き込み、みんなの知恵が
 まとめられ、問題を解決していく)、⑤ロングテール
 (ちりも積もれば山となる)、⑥API公開(これまで
 企業秘密だったデータベースとそのデータベース
 を扱うために必要なシステム開発サポート支援
 ツールであるAPIを一般へ公開する)
6.『ネクスト・ソサエティ』
 知識が中核の資源となり、知識労働者が中核の
 働き手となる。
 特に大切で根本的な変化は、①人口構造の変化、
 ②労働力の多様化、③製造業の地位の変化
 ネクスト・ソサエティの特質は、①知識は資金より
 も容易に移動するがゆえに、いかなる境界もない
 社会、②万人に教育の機会が与えられるがゆえに、
 上方への移動が自由な社会、③万人が生産手段
 として知識を手に入れ、しかも万人が勝てるわけ
 ではないがゆえに、成功と失敗の並存する社会
 トップマネジメントのあり方についての5つの
 ポイントは、①コーポレート・ガバナンスが変わる、
 ②外の世界で起こることを理解する必要がある、
 ③いつ命令し、いつパートナーとなるかを知らな
 ければならない、④知識労働の生産性の向上に
 真剣に取り組まなければならない、⑤みながともに
 生産的に働けるようにすることを考えなければなら
 ない
7.『ネクスト・マーケット』
 ネクスト・マーケットとは、世界的な経済ピラミッドの
 底辺(ボトム・オブ・ザ・ピラミッド=BOP)に位置する
 貧困層のマーケット。
 BOPへのアプローチは、自社の顧客にするために
 視点を変え、これまでの常識を捨てて、BOPを援助
 の対象としてではなく、未開拓な巨大マーケットと
 とらえる。
8.『富の未来』
 富の3つの波とは、農業社会(第1の波)・工業社会
 (第2の波)・知識社会(第3の波)である。
 経済の基礎的条件の深部のうち、現在特に急速に
 変化し、強力な要因は、「時間」「空間」「知識」である。
 第3の波により、有形の資産に付加する無形の側面
 は急速に増加している。
 資産の大部分が無形資産になったとき、資本主義は
 どのようになるかを考えてみる。

この本を読むと、まだまだ面白そうな本がたくさんある

ことがわかる。

渋井さんの要約も分かりやすく、紹介されている本を

読んでみたいと感じさせる。

これからビジネス書を読んでみようというような人は

ぜひ読書案内として読んでみることをおススメします。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 青い大海原に勝機あり!『ブルー・オーシャン戦略』/第2章 劇的!業績改善ストーリー『ザ・ゴール』/第3章 企業の、そして人生の飛躍の方程式『ビジョナリーカンパニー2』/第4章 勘定と感情は友達だった『行動経済学』/第5章 インターネット世界に何が起こっているのか?『ウェブ進化論』/第6章 来るべき未来の羅針盤『ネクスト・ソサエティ』/第7章 究極のプラス思考本『ネクスト・マーケット』/第8章 新しい「富の波」に乗るのは誰だ!?『富の未来』

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