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2011年7月 2日 (土)

渋井真帆さんの『何をやってもダメだった私が、教わったこと。気づいたこと。実行したこと。』を読んでみた

渋井さんの『何をやってもダメだった私が、教わったこと。
気づいたこと。実行したこと。』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、ビジネス基礎力をストーリー形式で

解説している、とても分かりやすい本である。

では、「ビジネス基礎力」とは何かといえば、

ビジネス思考スキル、コミュニケーションスキル、

事業プランの作成、マーケティング、

プロフェッショナル資質のことである。

ストーリーは、少しご都合主義的ではあるが

この手の本としてはよく出来ていると思う。

まず、登場する主人公は渋井さん自身を

モデルにしている。

その失敗や挫折だらけの主人公が、銀行マンの

夫やセミナーの講師をしているときに知り合った

女性経営者などからビジネスの成功法を少しずつ

学んでいくというもの。

ビジネスで1番大事なものは「熱い想い」ではなく

事業を継続していける仕組みであるという。

そして、『利益を出し続けるには、お金を払って

もらい続けるための仕組みを作り出し、維持し

なければならない』ということだ。

また、事業プランの3つのキモは次のとおり。

①誰にお金を払ってもらうのか
②何の価値にお金を払ってもらうのか
③単発ではなくお金を払い続けてもらうために
 どういう仕組みを作るのか

次に企業における「人財」には2種類あり、

言われたことを言われたとおりにする働き方の

「人手」と、ビジネスにおける正解のない課題に

対して考え、発想し、それらをビジネスや現実の

制約の中で形にしていく働き方の「人材」がある。

そして、人材になるために「ビジネス基礎力」が

必要になるということなのだ。

結果的には、マーケティングのフレームワーク

などを使うことによって、ビジネス教養セミナー

というお金を払ってもらい続けるための仕組み

を作り、事業として始めることになるのだが、

そこまでの過程を上手く物語にしている。

途中で「仕事とキレイを両立する」などという

話題も出てくるが、単なるキレイなだけで

目立っている女性企業家ではないことが、

この本を読むと分かる気がする。

仕事が嫌になって起業でもしてみようかという人に

ぜひ読んでもらいたい1冊である。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第01章 夢と想いはあるのに、なぜ成功できないのか?/第02章 正解のない課題を考える方法/第03章 ビジネス思考力を強化する方法/第04章 究極のコミュニケーションを行う方法/第05章 プロフェッショナルの資質を身につける方法/第06章 最強の事業プランを作る方法/第07章 最後の鍵

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