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2011年10月30日 (日)

アラン・ピーズさんの『話を聞かない男、地図が読めない女』を読んでみた

アラン・ピーズ/バーバラ・ピーズさんの
『話を聞かない男、地図が読めない女』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、男と女が分かりあえないことを脳の違いに

求めた本である。

男女平等なんて考え方は間違いだと常々思っている

私にとっては、大変面白かった。

脳科学ブームの先取りとしても面白いが、男女の違いを

ホルモンの作用に求める点も興味深い。

男性と女性では、ホルモンの作用や脳の神経経路の

働きが異なっているため、人間という同種ではあっても

同質ではまったくないという著者の主張は説得力がある。

裏づけとしてのデータや資料、科学論文からの引用が

どれだけ信憑性があるものか疑問ではあるが、

日常の中で生じる男女の感じ方の差異などについては、

この本に書かれた説明が当たっていると感じることが

とても多かった。

男と女はそもそも違うのだから、そういうものだと思って

対応するのも、また一つの身の処し方なのだろうか。

男女の関係に思い悩んでいるという人よりは

男女の違いを感じつつも自分なりに折り合いをつけて

日々を送っているという夫婦などにおススメの1冊。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 同じ種なのにここまでちがう?-偉大なる進化の過程/第2章 そうだったのか!/第3章 すべては頭のなかにーこれは事実?それともフィクション?/第4章 話すこと、聞くこと/第5章 空間能力ー地図と縦列駐車/第6章 思考、態度、感情ー災害の発生しやすいところ/第7章 不思議な化学変化/第8章 男は男、でも…/第9章 男と女とセックスと/第10章 結婚、愛、ロマンス/第11章 新しい未来へ

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