« シャーリーン・リーさんの『グランズウェル』を読んでみた | トップページ | 勝間和代さんの『まじめの罠』を読んでみた »

2012年1月28日 (土)

川上徹也さんの『あの演説はなぜ人を動かしたのか』を読んでみた

川上さんの『あの演説はなぜ人を動かしたのか』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、直近の小泉・オバマ演説や、有名なケネディ

演説など7人の演説がなぜ人々を動かしたのかを

「ストーリーの黄金律」に従っていたためと分析し、

その構成要素を分かりやすく提示している本である。

具体的な3つの要素は次のとおり。

①何かが欠落した、もしくは欠落させられた主人公
②主人公が何としてもやり遂げようとする
 遠く険しい目標・ゴール
③乗り越えなければならない数多くの
 葛藤・障害・敵対するもの

多くの演説が満足のいかない状況からの叫びを

力としていることは、この本でも紹介されている

キング牧師の名演説を読むと、一目瞭然だ。

小泉純一郎が総理大臣でありながらなお

抵抗勢力の存在を強調した理由も明らかだろう。

英語の苦手な私でも、実際の英語の文章を

読んでみたいと思わせられる3章から7章だった。

具体的な7人の演説は次のとおり。

第1章「小泉純一郎 郵政解散演説」
第2章「田中角栄 ロッキード選挙演説」
第3章「バラク・オバマ 2004年民主党全国大会基調演説」
第4章「ジョージ・W・ブュシュ 9・11直後の演後の演説」
第5章「ジョン・F・ケネディ 大統領就任演説」
第6章「フランクリン・ル―ズベルト 大統領就任演説」
第7章「マーティン・ルーサー・キング 私には夢がある演説」

プレゼンの上手い企業の経営者が注目される時代に

あっては、ビジネスマンにも興味をもって読んでもらえる

1冊であると思う。

【目次】(「BOOK」データベースより)
はじめにー人を動かした演説には共通の法則がある/第1章 小泉純一郎郵政解散演説ーその後四年間の日本を変えた歴史的演説/第2章 田中角栄ロッキード選挙演説ー逆境の時にこそ底力を発揮する角栄節/第3章 バラク・オバマ二〇〇四年民主党全国大会基調演説ー演説の力で一夜にしてライジング・スターに/第4章 ジョージ・W.ブッシュ9・11直後の演説ー低支持率から一気に支持率九〇%へ/第5章 ジョン・F.ケネディ大統領就任演説ー名演説はリンカーンを徹底的に研究して生まれた/第6章 フランクリン・ルーズベルト大統領就任演説ーたった十数分の演説で絶望していた国民に希望の灯を/第7章 マーティン・ルーサー・キング,ジュニア「私には夢がある」演説ーオバマも真似た二十世紀を代表する名演説

【送料無料】あの演説はなぜ人...

【送料無料】あの演説はなぜ人...
価格:735円(税込、送料別)

|

« シャーリーン・リーさんの『グランズウェル』を読んでみた | トップページ | 勝間和代さんの『まじめの罠』を読んでみた »

自己啓発」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 川上徹也さんの『あの演説はなぜ人を動かしたのか』を読んでみた:

« シャーリーン・リーさんの『グランズウェル』を読んでみた | トップページ | 勝間和代さんの『まじめの罠』を読んでみた »