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2012年1月12日 (木)

神田昌典さんの『全脳思考』を読んでみた

神田さんの『全脳思考 結果と行動を生み出す
1枚のチャート』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、シンプルな1枚のチャートを使って全脳思考を

引き出すことにより「行動する思考」、「結果を出す思考」

が身につけられるように意図して作られている。

ただ、459ページにもなる神田さんのマッケターとしての

10年間の集大成らしく、チャート以外の記述も良かった。

具体的に参考になった点は次のとおり。

1.勝間和代さんはフレームワークを知っていると
  誰でも上手く仕事がこなせるように書いていたが
  神田さんはフレームワークについては否定的。

2.フレームワークは本来、経営者または経営幹部に
  向けて、学者やコンサルタントが戦略を提案する
  ためのもの。営業や社内での提案には問題がある。

3.知識社会においては、フレームワークによって
  情報が整理しやすい市場はそれだけで魅力に
  乏しいということ。また、フレームワークを使う
  分析により、発想に旧来の枠をはめてしまい
  かねない。

4.不況下の消費パターンは、進化している。
  生活付加価値型【「おいしい生活」消費】→
  自己顕示型消費(前期)【バブル消費】→
  自己顕示型消費(後期)【セレブ消費】→
  自己投影型消費【物語消費】

5.営業せずとも顧客が集まる、五つの新原則
  ①指名検索
    購入を判断する真実の瞬間には検索がある
  ②検索を促すネーミング
    記憶に残るようなネーミングが必要
  ③自己投影型消費を支える物語
    商品が持つ物語は買い手が自己投影できる
  ④物語のスムーズに入り込める導線
    背景にある物語を「答え」として引き出す
    「問い」となるネーミング
  ⑤サブエピソードを共有する場
    「場」に触れた買い手は購入に向けて
    期が熟したときに衝動的に指名検索する

6.CPS(クリエイティブ・プロブレム・ソルビング)
  『頭脳の果て』の著者であるウィン・ウェンガー博士
  が考案した創造的問題解決手法
  CPSはコンセプトメイキングに使えるだけではなく、
  ビジネスにおけるあらゆる問題解決に有効。
  困難な問題に対する答えは考えられなくても、
  質問だけであれば、われわれはいくらでも思いつく。
  そして、とにかく質問さえ思いつけば、偶有性により
  脳は集中・フル回転し、解決への一歩を踏み出せる。

7.ロジカル思考は収束思考であり、様々なアイデアの
  中から、現実的な問題解決策を見出すのに有効。
  CPS(イメージ思考)は拡散思考であり、現実的か
  どうかを問わず、様々なアイデアを出す際に有効。
  ロジカル思考とイメージ思考を統合することにより
  問題解決はよりスムーズになる。

結局のところ、イメージ思考に良い点は多く、今後は

ますますイメージ思考の重要性が増していくと思うが

状況によってはロジカル思考が上手く機能することも

あるので、統合することが大切ということ。

クリエイティブでない仕事は、どんどん発展途上国の

低賃金労働者やコンピュータに代わられてしまう。

日本で今までのような高い賃金を維持しようと思う

ならば、自分の仕事をもっとクリエイティブに

変えていかなければならないということだろう。

管理部系の人間にとっては、難しい課題である。

今後の仕事に役立つエッセンスが満載の良書。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 見えない、触れられない、感じられない世界で/第2章 論理的に正しい提案は、なぜ実行されないのか?/第3章 営業せずとも顧客が集まる、五つの新原則/第4章 全脳思考モデル─クイック・スタート/第5章 発想・行動・結果を生み出すストーリーの法則/第6章 行動するための、ロジカル思考とは?/第7章 行き詰まりを突破するCPS(クリエイティブ・プロブレム・ソルビング)/第8章 社会変革のためのマーケティング

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