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2012年1月14日 (土)

神田昌典さんの『60分間・企業ダントツ化プロジェクト』を読んでみた

神田さんの『60分間・企業ダントツ化プロジェクト
顧客感情をベ-スにした戦略構築法』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、「スター戦略構築法」と呼ばれる独自の手法を

その6つの要素である「商品」「顧客」「競合」「収益シミュ

レーション」「タイミング」「メッセージ」を順番に解説して

いくというものである。

まず、戦略とは何なのかを明らかにするため4つの条件

について論じるところから始められている。

①戦略とは、順番である
②戦略は見えない。戦術は見える
③戦略とは予測力である
④戦略は圧倒的強さである

そして、「商品」についての章では、現在は事業及び

商品のライフサイクルが短命化している結果、どの企業も

成長カーブの上でどこにいるかを把握しなければならない。

もし、自分のビジネスが成熟してしまっているなら、

次のような対策が有効であるとされる。

①専門化する
②より速く商品(またはサービス)を提供する
③パッケージ商品を販売する
④成長している媒体に乗る
⑤ナマケものの欲求を満たす
⑥コストを大幅削減する
⑦こだわり商品に特化する
⑧社会的ミッションを持った会社を作る

2番目の「顧客」の章では、顧客が行列をなす秘訣として

次のことを挙げている。

・顧客を選ぶ会社は、顧客に選ばれる
・顧客を選ばない会社は、顧客にも選ばれない

3番目の「競合」の章では、最強の競合戦略とは

戦わずに済むようにすることであり、戦った場合にも

泥沼にはまらないように策を練ればよく、次の4つの

側面から戦略を考えることが必要である。

①市場攻略の難易度(とぼけた市場を探す)
②顧客視点から見た自社(または自社商品)の優位性
③価格コミュニケーション(価格の明朗性・妥当性)
④参入障壁と撤退障壁

4番目の「収益シミュレーション」の章では、

収益を上げるために粗利に注目している。

無借金経営をするための2つの目安は次のとおり。

①頻繁なリピート購買が期待される商品の場合、
 粗利率は7~8割以上なければならない。
②頻繁なリピート購買が期待されない商品の場合、
 初回購入の粗利額は10万円以上なければならない。

5番目の「タイミング」の章では、購買決定プロセスと

販売プロセスを一致させることによって成約率を

高める方法が紹介されており、

6番目の「メッセージ」の章では、行動するメリットを

感じさせる方法や行動しないデメリットを感じさせる

方法が紹介されている。

どちらかと言うとビジネスマン向けの戦略思考と

いうより、起業家向けの戦略思考という感じだが

とにかく読んで面白いし勉強になる。

起業家が考えるべきことが分かると、ビジネスマンも

何を考えるべきなのか分かるようになっているのが

この本が多くの人に支持されている理由なのでは

ないだろうか。

【目次】
第1章 戦略は足し算ではなく、掛け算から生まれる
第2章 未来を予測する経営者
第3章 「経営なんて簡単なのに、なんでみんな成功しないのかなぁ」
第4章 理想の顧客に出会う方法
第5章 愚者は俺ならできると考える。賢者は愚者でもできることをやる
第6章 ビジネスは大人が遊ぶ数字のゲーム
第7章 害虫になるか、それとも天使になるか?
第8章 購買意欲をシステマチックに高める方法
第9章 ヒラメキは、集中した思考の後に降ってくる

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