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2012年1月 9日 (月)

小宮一慶さんの『ぶれない人』を読んでみた

小宮さんの『ぶれない人』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、ぶれない人として、信念を貫く人を挙げている。

ビジネスの世界では、私利私欲を求める人ではなく、

まずはお客さまを第一に考え、本当にお客様にとって

良い商品やサービスを提供し続ける人のことである。

けれど、多くの人は、目先の利益にとらわれてしまい、

その信念が簡単に揺らいでしまうのが普通である。

長年コンサルタントとして経験を重ねてきた小宮さんは、

信念を貫く人ほど長期的には成功を収めていると言う。

では、どうしたら、ぶれない人になれるのだろうか。

小山さんはヒントは歴史上における偉大な人物の

生き様や、論語、仏教聖典、聖書をはじめとする

優れた書物にあるのではないかと言っている。

そして、この本の中で小山さんが紹介している人物は

歴史上の人物に限定せず多岐にわたっていて面白い。

たとえば、小宮さんが人生の師と仰ぐ長野県篠ノ井に

ある曹洞宗の円福寺の故・藤本幸邦老師や、

渋沢栄一、松下幸之助、西郷隆盛、上杉鷹山、

森信三、安岡正篤、なんとウォーレン・バフェットまで。

それぞれ参考になるが、印象に残った言葉は次のとおり。

『欲は、エンジン。理性は、ハンドルとブレーキ』

『利をもって利とせず、義をもって利とす』

『私利私欲をなくせ』

『信念を持たなければ成し遂げられないことがある』

『為せば成る 為せねば成らぬ 何事も
 成らぬは人の 為さぬなりけり』

企業の事例から論語まで、幅広い例をとりながら

ぶれない信念を貫く大切さ、正しい考えをもつことの

大切さを伝えてくれている。

「このままでいいのだろうか」と自分の道に迷っている

私のような人にオススメの一冊であった。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 ぶれないための正しい考え方(正しい生き方、正しい考え方/正しい考え方があれば強く生きていける ほか)/第2章 信念のある人になるために(正しい考え方は、信念へと高まる/信念のある人は、行動に移す ほか)/第3章 会社として、社員としての正しい考え方(会社にとって、社員にとっての正しい考え方/原点に立ち返れば見えてくる ほか)/第4章 正しく生きるために(目の前のことに全力を尽くす/基本をおろそかにしない ほか)

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