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2012年2月23日 (木)

小山龍介さんの『モチベーションを思うまま高める法』を読んでみた

小山さんの『モチベーションを思うまま高める法』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、HACK本の小山さんが考える現代の成功本

と言えるような本です。

しかし、直接「成功」を目指すこれまでの成功本とは

少し趣が異なっている。

『多くのビジネス書は、努力の結果、必ず成功するかの
ように書かれています。残念ながら「努力することで必ず
成功する」ということは、ありません。
 成功が約束されていない時代には、もっと悪いことに、
成功を目指そうとすればするほど、努力が辛いものと
なり、成功から遠ざかってしまうことさえあります』

『もちろん成功している人は、しっかり努力もしています。
その意味では、努力は成功の必要条件です。しかし、
それだけで大丈夫という十分条件ではありません。
とすれば、「成功するために努力しよう」という目的の
設定が間違っているのです』

『成功は直接の目的ではなく、あくまで副産物として
考えることが重要なのです』

自分も努力は必要だと思うが、それが必要条件かと

聞かれれば、素直にうなずけない。

世の中には努力なしに成功してしまう人がいるからだ。

では、なぜ私は努力するのかと聞かれれば、

そういった努力なしで成功できる側の人間でないことを

自分自身が知っているからだと答える以外にない。

そこには、やはり努力して成功したいという気持ちも

少なからず入っている。

なかなか小山さんのように潔くはなれない。

努力が報われず成功しないような時代であったとしても

努力する以外にできることもないのが現実だ。

それをひっくり返して、小宮さんは目的を次のように

人間の「尊厳」に置くべきだとしている。

『最終的ゴールは、自分の尊厳を守るための生き方
にあるのです』

『決して「成功」を目指してはいけない。
これは、尊厳を守るためでもあります。
他人の評価を前提とした「勝ち組」を目指す方法は、
あなたを卑屈にするでしょう。「他人の失敗」を前提
とした「勝ち組」という目標設定は、あなたを傲慢な
人間に変えてしまうかもしれません。尊厳を求める
生き方をするためには、「成功」というワナにはまって
はいけないのです。
お金や名誉といったものは、やる気の導火線に火を
つけるところだけで十分です』

お金や名誉のために頑張るといったことは、

私には若い頃から無縁だったけれど、

その時々の成功のための努力が今は家族の

ために頑張ることへと私も変わってきたように思う。

小山さんはそれを他人のために働くということに

まで拡張している。

『人は他人も含めた共同体のために働くときに、
驚くほどのモチベーションを発揮するのです』

ここでは当然のように会社などの共同体が

想定されているが、それ以外の家族を含む

多様な共同体を想定しても良いと思う。

引用が多いことがやや気になるが、全体としては

なかなか良い本ではないかと思う。

最近何となくモチベーションが下がっているという

ような人に、ぜひおススメの1冊です。

【目次】(「BOOK」データベースより)
プロローグ 今後一〇年、あなたの人生から「すべての後悔」を消去!/1章 モチベーションを高める-新しい時代の「新しい成功法則」/2章 仕事をハックする-「圧倒的アウトプット」がなぜ可能?/3章 集中力を磨く-大切なところで「確実にヒットを打つ」法/4章 「ひらめく」技術-モチベーションを成果につなげる!/5章 さらなる効果-人生を「思うままコントロールする!」

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