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2012年2月 7日 (火)

門倉貴史さんの『中国経済の正体』を読んでみた

門倉さんの『中国経済の正体』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、中国市場の特殊性、米中関係、環境問題、

地下経済の闇など興味深い内容をデータ満載で

紹介してくれている。

特に中国独自の1人っ子政策などは、今後どうなって

いくのか関心をもって読んだ。

ただ、最も注目したのは、やはりこの時期だけに

中国の原発の状況である。

この本の中では、原発の建設ラッシュが取り上げ

られているが、沿岸部を中心に、すでに11基が

建設されており、21基が建設中ということだ。

中国と言えば08年5月の四川大地震が思い出さ

れるように、大規模地震の危険性がある。

また、正直言って今回の高速鉄道のようなことも

あるので、人災などの不安もある。

日本でも、今回の震災前までは世界に原発を

輸出して外貨を稼ごうとしていたくらいなので、

安全なものだと言われてきたし、危険性を指摘する

人の声を取り上げてこなかった。

本当は、誰もが今回のような地震は想定できたし、

人災の危険性は感じていたのだが、経済を優先する

あまり、積極的にだまされることを選んだのだ。

また、都市部の人間には私も含めて地方の他人事と

思いたい気持ちもあったのだ。

では、中国の原発は大丈夫なのか。

今、放射能を世界にばら撒き続けている日本人が

危険性というだけで他国の原発政策を非難できる

筋合いではまったくないが、心配なことではある。

中国が、対日だけでなく対米でも強硬な姿勢を

とり続けることとあわせて、大きな問題だろう。

中国経済の実態を知りたいと思っている人には

おススメの1冊である。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 中国経済最前線-なぜ中国経済は最強と言えるのか?/第2章 G2時代の米中関係/第3章 地球温暖化問題と中国経済/第4章 「人口ボーナス」と中国経済/第5章 中国の経済統計は信用できるか/第6章 日本は中国とどう付き合っていくのか

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